ストレス過食に効果的な漢方薬とは!?
過食ストレスと東洋医学というと、あまり関係ないように感じるかもしれませんね。
でも、実際に「漢方薬」でストレスからくる過食が軽減したという人もいるんですよ。
西洋医学は、身体の不調によって現れた症状や結果に対してアプローチを行いますが、東洋医学の場合は、症状が現れるまえ、つまり「未病」へのアプローチに重きを置いています。
未病とは、病気でもなく、健康でもありませんが、確実に病気に向かっている状態のこと。
過食が続いている状態は心に大きなストレスを抱え込み、いつ病気になってしまうかわからない、それこそ「未病」状態だといっても過言ではないのです!
最近になってようやく西洋医学は「予防医学」に注目し始めていますが、漢方は長い歴史の中で「未病」へのアプローチに磨きを重ねてきています。それこそ「ストレスの対処法」、というよりは、「ストレス耐性の強い体質を作る」ことができるわけなんです。
そういったことから、色々試したけどダメだったけど、「漢方」で効果があった!という人もいるのですね。
今回は、ストレス過食に対処できる「漢方」について、どの様な症状にどのような漢方が良いのかまとめてみました。
ぜひ参考にしてくださいね!
【過食】西洋医学と東洋医学の違い
ストレス過食や摂食障害について、西洋医学的に治療する場合、心理的アプローチ(カウンセリングやセラピー、心療内科等)や栄養指導、薬(抗うつ剤や抗不安剤等)などが考えられます。
対して、東洋医学では、心と身体のバランスを整えることをメインに考えます。
どちらが良い悪いというのではなく、西洋医学だと短時間で結果が出る場合が多いのに対し、東洋医学の場合は結果が出るまでに時間がかかり、逆にそれが負担になることも。
過食の場合は心理的アプローチの方が効果的な場合も多いのですが、そもそも心と身体のバランスが悪くて、無駄にストレスを溜めこみやすい体質になっているということも考えられます。そういった、ストレスになりやすい体質を根本から改善するという意味では、東洋医学を続けてみるというもの過食への一つの解決法なのですね。
ストレス過食に関係ある症状と漢方薬とは
東洋医学では、主に五臓の「心」、「脾」、「肝」の機能などを整えることにより、摂食障害の緩和を目指します。
心血虚(しんけっきょ):頭の中で色々と考えすぎてしんどくなってしまうなら心血虚を疑ってみてもいいかも
症状としては、不眠症(眠れない、寝ている気がしない、夜中に目が覚める、眠たいのにすぐに目が覚める・起きれない)いつも不安を感じる、特に何もないのに悲しい、めまいがする、疲れやすい、顔色が悪いといわれる、などがあります。
東洋医学でいう「心」とは、血液を送り出す心臓を指すと共に、精神や思考を調節していると考えられています。また、間接的に「睡眠」とも大きく関わり、心血虚になると安定した睡眠がとれず、その結果ストレスも増加してしまうという訳です。
心血虚を改善する漢方薬としては、酸棗仁湯(さんそうにんとう)、甘麦大棗湯(かんばくたいそうとう)などがあります。
脾気虚(ひききょ):思い込みや一つの事にこだわりすぎて他のことが手につかないようなら
症状は、普段は食欲がない(けど、スイッチが入ると過食してしまう)、無力感、疲れやすい、お腹が常に張っている、あざになりやすい、月経不順などです。
「脾」は、東洋医学において、「気」や「血」を作り出す大切な存在で、消化器系の要と言えるほど重要なものです。脾気虚になると、「気」が不足した状態になるので、元気がなくなり、ストレスに対する耐性が弱くなるので過食に走りやすくなります。
脾気虚を改善する漢方薬としては六君子湯(りっくんしとう)が代表的です。他にも、四君子湯(しくんしとう)、、五苓散(ごれいさん)、補中益気湯(ほちゅうえっきとう)などがあります。
肝気鬱結(かんきうっけつ):緊張しやすく、環境や状況の変化に適応できなくて強いストレスを感じるようなら
情緒不安定になりやすい、怒りっぽい、過剰な緊張、息苦しさ、憂うつになりやすい、などの症状があります。
「肝」は東洋医学でいう「五臓六腑」の中でも、特にストレスの影響が現れやすいといわれており、西洋医学でいう自律神経とも強い関係があります。肝の働きをスムーズになる事は精神状態を安定させて不安をほぐし、過食に走らない体質を作る事でもあるのです。
漢方薬には逍遥散(しょうようさん)や加味逍遥散(かみしょうようさん)、柴胡疎肝湯(さいこそかんとう)などがあります。
痰飲(たんいん):ストレスなどによって、情緒や意識のコントロールが出来ず、苦しくなって過食になってしまう人は「痰飲」の可能性が
胃や腸が常に鳴る、手足がむくみやすく、鼻づまりがある。身体に炎症が起きやすくなり、代謝が悪くなったり、ホルモン異常などから暴飲暴食、食事の不摂生など過食に繋がりやすくなります。
「痰」とは、身体の中の必要な水分とは異なり、病的で粘り気のある水分をと言います。西洋医学で言う「痰」よりも広い意味で使われています。
健康な体ならスムーズに流れているハズの「気」の流れを「痰」が邪魔して気の流れが悪くなっている状態で、心身のバランスが崩れる要因になります。
五苓散(ごれいさん)などが有名ですが、鼻づまりの症状によっても処方が変わってきます。
【まとめ】ストレス過食に漢方薬
いかがでしたでしょうか?
東洋医学は身体とこころのバランスを整えることが基本なので、過食の症状をすぐに止められるわけではありません。でも、西洋医学の薬よりは、副作用が少なく穏やかに効くので、試してみる価値はありそうですね。
とはいえ、自分で判断して本来なら「必要ない漢方薬」を選択してしまうよりも、薬局でじっくりと症状を聞いてもらってから使うことをお勧めします。出来れば、漢方薬も取り扱っている病院で診察を受けるのがベストです!
ゆっくりと、自分の身体や心を癒しながら、過食をできるだけ遠ざける生活をして生きましょうね。
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