HOMEコラム

【過食】だらだら食いが危険なわけ

【過食】だらだら食いが危険なわけ

 

 

 

最近では、コロナの影響もあって、「在宅ワーク」や「自宅待機」が増えたり、外出することが少なくなったりで家にこもる事が多くなりました。自宅にいると、人の目を気にすることがないし、何となく食べ物が目に入ってしまって、ついついお菓子をだらだらと食べてしてしまう人も多いのではないでしょうか

 

 

一般的に「過食」「大食い」と言われているものにも、意外と種類があります。前回は「一気食い」の危険性についてお伝えしましたが、今回は「だらだら食い」の危険性についてお話しましょう。

 

こちらの記事も参考に>>そもそも摂食障害(過食)の本質って何なの!?

 

【過食】だらだら食いが歯をボロボロに!?

 

 

 

実は、虫歯になりやすい人のひとつの特徴として、「だらだら食い」をしていることが挙げられるんです。

 

私達の口の中は、お菓子を食べたりや食事をすることによって細菌が増加し、約2~3分ほどで、プラーク(歯垢)が形成されます。そしてプラークの中の細菌が、糖から「酸」を作り出すのですが、この「酸」によって歯の表面が溶け出してしまい、虫歯の原因となるのです。

 

しかし、普通なら時間がたつにつれ、唾液の働きによって口の中が「中性」に戻ります。これを「再石灰化」といい、歯の表面にカルシウムなどのミネラル成分が取り込まれて、修復作業が行われるのです。溶けだした歯の「自然治癒」ともいえる現象ですが、この酸性から中性に戻るまでの時間は、約30分~1時間といわれているんです。

 

つまり、、、だらだらと常に何かを食べている状態だと、たとえ甘いものを食べていなくても歯の「修復作業」が行われず、ずっと口の中が「酸性」、つまり、歯の表面が溶け出している状態が続いてしまうのですね。

なので、たとえ甘いものを食べていなくても、だらだらと何かを食べているだけで虫歯になりやくなるのです。

実際、虫歯は甘い物を食べることよりも、常に口の中が「酸性」である方が危険だということは、専門家の間では常識になっています。

 

要注意!!過食嘔吐で歯が溶ける!?

 

さらに危険なことがあります。過食で嘔吐をしている人は、歯がボロボロなるスピードが加速します。
というのは、嘔吐をする際に胃液も一緒に口から排出されますが、この胃液が「強い酸性」で歯の表面を溶かしてしまうのです。もちろん、嘔吐の回数を繰り返すことで、より歯が溶けやすくなる上、口の中が気持ち悪いので歯ブラシをすることで表面を削ってしまうのです。

過食嘔吐がある人は、特に歯に気をつけましょう。

 

最新の歯磨き事情

 

だらだら食いを抑えるためにも「歯磨き」は有効です。歯を磨くと、「せっかく磨いたのだから」という意識があるので、食べ物を口に入れるのを躊躇するようになるからです。でも、食後に慌てて歯を磨くのはNG。

最新の「歯磨き」事情をお伝えしましょう。

 

歯磨きは毎食後しなくてよい

 

実は食後って消化酵素がたくさん含まれている唾液が分泌されるため、細菌自体は減っている状態なんです。歯磨きは唾液の分泌を抑えるので、かえって細菌を増殖させてしまいます!

 

食後30分は磨かない

 

「食後3分以内に」歯を磨きましょうと教えられてきましたが、実は口の中の酸性が一番強い時。歯が溶けやすい状態で歯を磨いてしまうと、歯の表面を傷つけてしまうことになりかねません。30分以上たつと口の中が中性に安定するので、歯を磨くのはそれからです。

 

よく、「過食を抑えるために歯磨きをすると良い」といいますが、食後すぐではなく、「口の中が寂しいなあ」と思い始める時に歯を磨くと、食欲を抑え、口の中もスッキリするので一番良いのかもしれませんね。一気にたくさん食べるよりも、ダラダラ食べる方が「歯」には危険なので注意しましょう!!

 

 

血糖値が高くなってしまう

 

血糖値とは、血液中にどのくらいのブドウ糖があるのかを表す数値です。私たちの身体は、血糖値が高いと「インスリン」というホルモンが分泌され、血糖値が低いと「グルカゴン」などのホルモンが分泌されます。主に、この2つのホルモンのバランスによって自然と血糖値が一定になるように調節されていているのです。

 

だらだら食いは無意識に甘い物や小麦粉などの炭水化物を選んでしまいます。糖類や炭水化物は、「脳」へのエネルギー源となり、大切な栄養素なのです。でも、必要以上にだらだらと摂取することで常に「血糖値」が高い状態になってしまいます。

 

問題なのは、だらだら食いを続けることで、常にインスリンを分泌させている状態が続き、血糖値を一定に保つメカニズムがくずれてしまうことです。そうなると、血糖値の高い状態が常に続くようになってしまい、糖尿病など、身体を壊してしまう原因になってしまうのです。

 

 

高血糖になったらどうなるの?

 

疲れやすくなってしまう

 

「糖」はエネルギー源なのですが、インスリンが上手く働かなくなると上手くエネルギーに変えることが出来なくなり、「疲れやすい」「常に疲労感がある」などの症状が出てしまいます

 

異常にのどが渇くようになる

 

血糖値が高くなると、血液の濃度を薄めようとして、異常にのどが渇くようになります。血糖値を安定させるために水分を必要としているのですが、ここで甘いジュースや清涼飲料水などを飲んでしまうと、余計に症状が悪化してしまいます。

だらだら食いを自覚したら、できるだけ水分は「水」にしましょう。

 

おしっこが変化する

 

のどが渇くようになるので、必然的におしっこの回数や量が増えます。この時、尿と一緒に糖が排出されているのですが、血糖値が高い人の尿には粘り気が多いので、泡立っているようになります(なかなか消えない泡です)。尿が泡立つ原因は他にもありますが、だらだら食いをしていて尿が泡立つならば、高血糖を疑ってみましょう。

 

このように、血糖値が上がると身体への負担が大きくなり、危険な病気に発展することもなりかねません。

なるべく満足度が高い食事をして、だらだらと食べるのを防ぎましょう。

 

 

 

 

【まとめ】意外と危険なだらだら食い

 

 

だらだら食べるのは、実は危険がいっぱいだということが分かりましたでしょうか?

 

だらだら食いを防止するには、何かをしながら食べるのをやめることです。携帯を見ながら、仕事をしながら、勉強をしながら食べていると「食べた」という意識が希薄になります。心から食べ物を味わうことが出来ないので、満足感が薄く、「もっと食べたかった」と考えがちになってしまうかも。

 

食べた量も分からなくなるので、食べる時は食べ物に集中して、「見た目が綺麗!」「甘い」「軟らかい、ふわふわ」「良い匂い」「舌触り最高!」「パリパリ感がたまらん~」など、五感で味わうようにしましょう。

 

だらだら食いが「過食」に直結するわけではありませんが、何らかのはずみで一定の時間に大量に食べるようになると危険です。

 

 

 

<<過去の記事 【対処法】試してみて!過食を止める5つの方法

 

 

もしあなたが、本格的に過食を何とかしたい!!と思っているのなら、、、

是非「最新版摂食障害克服ハンドブック」を手に入れてください。

▼こちらからお申し込みください(無料です)

この摂食障害克服ハンドブックでは、12年の経験と1,000人以上の摂食障害の方々へのサポートを通して培った「摂食障害を克服する方法」を無料で手に入れることが出来ます。

 

過食や拒食など「摂食障害」って結局何なの!?ということが分かれば、克服する方法も見えてくるはずです。

特典として無料のメールレッスンや解説動画などもついてきます!!

 

毎日少しずつ過食を克服するヒントに接することで、確実に摂食障害の知識が身につき、回復への足掛かりになるでしょう。

さらに、SINBI代表カウンセラーとの無料電話相談が(1回20分の電話相談が3回も)ご利用いただけます

自分の状態を専門家に聞いてもらうだけでも心が軽くなる場合がありますよ。

 

▼「最新版摂食障害克服ハンドブック」(無料です)

 

過食や摂食障害を何とかしたいけど、どうしたらいいのか分からない方は、このメール講座で最初の1歩を踏み出してみてはいかがでしょうか?

 

 

心を強くする心理カウンセリング SINBI
代表カウンセラー福山 裕康の著書 

ハートを開けば摂食障害は治る!Ⅰ 

アマゾンで無料でご覧いただけます