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過食の原因が「依存体質」であるわけとは?

過食の原因が「依存体質」であるわけとは?


拒食がどうしてもやめられない人の特徴といて「依存体質」というものがあります。
 

一般的に「依存体質」というと、アルコール依存や薬物依存など「快楽」のためにやめられないようなイメージがありますよね? 

過食はともかく、拒食は決して「快楽」をかんじるような物ではありません。 

 

では、何に依存しているのでしょうか? 

 

この記事では、、、

 

 ✅ 過食や拒食の人がおちいっている「依存」が分かります。 

 ✅ 自分の状況が客観的に見られるようになります。 

 ✅ 過食や拒食の解決への第一歩が踏み出せるようになります。 

 

こちらの記事も参考に〉〉動画で解説 【過食嘔吐がやめられない3つの理由とは!】



依存体質とは何か 

依存というのは「やめたいのにやめられない」状態。
感情や行動のコントロールがほぼできなくなっています。
 
 

人は誰しも、何かに「熱中する」ことはあります。 

ゲームや本、音楽などに熱中することはあっても、時間が来たらやめたり、人の迷惑や自分の健康などを考慮して制御することが可能です。 

 

しかし、依存症になると、理性よりも感情や行動の方がまさってしまうのです、、、 

 

たとえば、ギャンブル依存など、普通の生活を維持できないくらいお金をつぎ込んでしまいます。熱が下がると激しく後悔するものの、お金が入るとついついギャンブルをしてしまいます。 

経済的な問題や、それにかける時間などによって、仕事や生活、人間関係にまで悪い影響を及ぼしてしまいます。 

 

とはいえ、ギャンブルやアルコール依存などは、人に迷惑をかけたり目につきやすいので、問題は発覚しやすいといえるでしょう。 

完治するかどうかは置いておいて、人による介入が比較的されやすいのです。 

 

過食や拒食への依存が問題なのは自分ひとりで抱えてしまい、問題が発覚しづらく、さらに症状が進んでしまう場合があるということです。 

誰にも相談できずに、ひとりで恐怖と不安を抱え込むのは苦しいでしょう。 

 

どうして過食に固執してしまうのか 


では、どうして過食や拒食に「依存」してしまうのでしょうか。
 
人の成長の面から説明していきましょう。

 

人の成長に必要な3つの愛 

 

人の成長には3つの「愛」が必要だとされています。 

 

1つ目は、幼少時に両親や周りの大人から受ける「無償の愛」 

 

周りの大人からたくさんの愛情を受け取り、満たされることで初めての「愛」を体感することができます。そうすることで、次の「愛」を感じることができるのです。 

 

2つ目は、自分への「愛」 

 

自分を信じ、自分を容認する自己肯定感や自信、などの自分への「愛」です。 

自分は人から認められる、愛される存在なんだと無意識に感じています。 

このように自分を愛することができると、次の対象への「愛」が芽生えるようになります。 

 

3つ目は、人への「愛」です。 

 

自分が小さい頃に受け取った愛を、今度は自分が周りに配ることができる「愛」です。奉仕や貢献などともいいますが、見返りのない他者への「愛」です。 

 

私たちは、このような「3つの愛」が十分に満たされることで心の安定を感じることができるのです。 

 

ところが、、、過食や拒食に依存する人は、最初の「愛」が満たされていない場合が多いのです。 

幼児は生きるために両親に愛される必要があります。 

しかし、両親によっては「厳しさこそが愛」と信じていたり、自分自身が愛情を受けたことがなかったりして、子供に愛情をかけることができない人もいるのです。 


 

愛情を感じずに育った子供は、 

 

 ○「自分には何かが足りないから愛されないのではないか」 

 ○「もっと役に立たないと愛されないのではないか」 

 ○「自分には愛される価値がないのではないか」 

 

なんて無意識に思ってしまうのですね。 

 

 

そうなると次の段階の「自分を愛する」ことが難しくなり、それを感じることなく社会に出てしまいます。 

「両親から愛されなかった」「両親から認められなかった」という空虚な心はやがて、誰かに認められたい、喜んでもらいたいという承認欲求を求めるようになります。 

 

それで、第3番目の「人への愛」があったとしても、人の顔を伺うことになり、自分ではない他人の言葉や感情に振り回されるようになるのです。 
 

自分の感情が人に左右され、自分ではコントロールできない状態は、かなりのストレスです。そういったストレスをお酒やギャンブルで発散する人もいますが、根が真面目で優しい人や多くの女性は手軽な「過食」へと依存しがちになるのです、、、

 

過食にひそむ3つの「依存」 


過食への依存は単純に「食べ物への依存」というわけではありません。
 そこには

 ○痩せへの依存 

 ○過食の快楽の依存 

 ○嘔吐発散の依存 

という、3つの依存が含まれています。
こちらは次回詳しくお話しますね。

 

さて、一般的に「依存状態」になると、そこから脱出するのはなかなか難しいものがあります。 

過食の場合は、過去の「愛」の問題が大きいので、単純に食事に代替食品をつかったり、栄養などを勉強しても、本質的な解決にはなりません。 

 

自分で自分を癒す方法もいくつかあるのですが、最初の一歩として自分を愛せるようになることを心がけましょう。
人のために心を配るのではなく、自分の気持ちに敏感に、そして正直になることが先決なのです。

信頼できる人に話を聞いてもらうだけでも、心が満たされるはずですよ。

とはいえ、依存体質はなかなか手強いもの。
単純に話を聞いてくれる、アドバイスをくれる、というのもいいのですが、心理療法をもとにしたカウンセリングなどを受けると早期解決が望めるかもしれません。

 

過食はいつでも、誰でも、何歳でも止めることができます。 

ひとりで抱え込まずに、周りに話すことで理解を得て、状態が一気によくなる場合もあります。助けを求めることが過食を止める第一歩になるんですよ! 

 

前の記事〉〉心の器を広げて強くする方法【過食・拒食】

 

 

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