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【摂食障害】他人を信用できないのはインナーチャイルドのせいかも

【摂食障害】他人を信用できないのはインナーチャイルドのせいかも

(執筆:YOKO .N  監修:SINBI代表カウンセラー 福山 裕康)

 

摂食障害がある人の特徴のひとつに「人を信用できない」という性格があります。

この「人を信用できない」という性格は、実は本質的なものではなく、子供の頃の辛い経験(インナーチャイルド)が原因となっている場合が多くあります。

 

この記事では、

●子供の頃の辛いがどうして人を信用できない性格につながるのか

について解説します。

そして、

●人を信用できない性格と摂食障害との関係

●傷ついている心の癒し方

 

についても解説し、少しでも人への信用ができるようになり、さらに摂食障害が軽くなるお手伝いができればと考えています。

ぜひ、最後までお読みください。

 

こちらの記事も参考に>>【摂食障害】インナーチャイルドを抱えていると過食がやめられなくなる「仮面の法則」とは? 

 

1.他人を信用できない人とは



他人を信用できない人は、常に対人関係において慎重で懐疑的です

 

人から褒められても

「この人が私を褒める目的はなんだろう」

「みんなに言っているんだろうから本気にしてはいけない」

などと、素直に受け止めることができません。

 

また、仲良くなりたくて近づいてくる人に対しても

「そのうち嫌われるのだから、あまりスキを見せてはいけない」

「自分を利用しようとしているのかもしれない」

と、ネガティブに考えてしまいます。

 

とにかく人に対して懐疑的になってしまうので、生きづらい人生を送っている人も多いでしょう

 

しかし、このような考え方は「そういう性格だから」で済む話ではありません。

他人を信用できない性格の本質は、小さい頃に培った考え方の「くせ」です。

そして、このくせは、小さい頃の辛い体験が原因となります。

 

小さいときの辛い体験により身についてしまった考え方のクセ(コアビリーフ)は、とにかく強力で、「なおさなきゃ!」と思っても、簡単に変えられるものではありません。

 

では、その「辛い体験」とはどのようなことを指すのでしょうか。

 

2.「子供の頃の辛い体験」と「他人を信用できない性格」の関係



小さい頃の辛い体験、それは多くの場合、「親との関係」になります。

 

人間は親に守られるべく生まれてきて、親の庇護のもと大きくなります。

子供の小さい世界の中では、「親 イコール 正義」という図式が絶対であり、「親が間違えることなんてない」と思っています。

 

そのような中で、親に過度に叱られたり、叩かれたり、または愛情を与えられない場合、「自分が悪いから叱られるんだ」「自分に欠陥があるから愛されないんだ」と考えてしまうようになります。

 

特に高圧的な親の場合は、「意見を言うと叱られる」「感情を表すと怒られる」という思考になり、自分の感情や意見を出すことが怖くなってしまうのです。

 

つまり、こんな自分なんて受け入れてもらえない、他人に心を見せられないという、考え方のクセ(コアビリーフ)ができてしまい、大きくなっても人を信用することを許しません

 

そこにあるのは、心の中の「傷ついている小さな自分(インナーチャイルド)」

もうこれ以上傷つきたくないと、自分を守っているのです。

 

3.人を信用できない人はなぜ過食や拒食になってしまうのか



人を信用しない人が過食に陥りやすいのは、傷ついている心の苦痛を食べることによって和らげたいという欲求があるからです。

 

人を信用できない人は、日頃から人に懐疑的で不安や恐怖を感じやすく、その分ストレスが蓄積されます

 

食べることは「快楽」です。

食べているときだけは不安を忘れられるという人がいますが、食べることで不安や恐怖を紛らわすことができます。

また、食べ物で寂しい心のスキマを埋めようとしている場合もあります。

 

しかし、過食することにより、更にストレスがかかり、さらに過食をしてしまうという負のスパイラルに陥る人が多いのです。

 

また、拒食の場合は、自分でも意識せずに、食べることの快楽や安心感を拒否する生き方を選んでいる場合や、または痩せることで周りの人に認められたいという欲求があります

 

では、傷ついた心を癒やし、人を信用できるようになるにはどうしたらいいのでしょうか。

4.人を信用するには、まず自分の心を癒す


 

人を信用できない、過食衝動、拒食などの行動の多くは、心の傷が主な原因です。

そのため、無理に人とコミュニケーションを取ろうとか、過食を押さえつけようとしても、根本的な解決にはなりません。

 

ですから、まずは自分の心(インナーチャイルド)を癒すことから始めるべきです。

しかし、インナーチャイルドはあまりにも強い傷であり、強力な支配力があります。

 

やり方によっては、過去の記憶や辛い体験を思い出し、かえって悪化する場合もあります。

 

そのためこの章では、誰でも手軽に試すことができる方法をお伝えします。

根本的な解決については、専門のカウンセラーなどに相談しながら行うようにしましょう。

また、あまりに辛い場合はすぐにストップしてください。

 

4-1. 辛かった過去をノートに書き出してみる

まずは、自分の中のインナーチャイルドの存在を認めることから始めます。

なぜ、インナーチャイルドを抱えているのか、過去を振り返ることで原因を探ります。

 

子供時代に感じた悲しい体験

不安を感じたこと

トラウマになったこと

その時どのような感情が湧いたのか

お父さんやお母さんとの関係

兄弟姉妹と比較

 

などを書くことで、心の奥深くにいるインナーチャイルドを見つけることができます。

 

4-2. 客観的に事実を見つめる

ノートに書き出した過去の体験を見て、自分がどう思うかを感じてみましょう。

「悲しかった」「寂しかった」「不安だった」などの感情をシンプルに味わいます。

涙が出てきたり、その時の苛立ちや悔しさが出てくるかもしれません。

しかし、そのような感情に正面から向き合います。

 

4-3. 否認してみる

次に、あなたを傷つけたり、否定したりするような行為は間違いであると強く「否認」します。

あなたが辛い経験をしたのは「あなたが悪かったから」ではなく、「傷つけるほうが悪い」ということを自分で認めるのです。

 

4-4. 怒りの感情を開放する

次に、怒りの感情を出し切ります。

押さえつけていた感情は抑圧され、普段の自分では出すことが難しいかもしれませんが、過去の事実に対して怒ってみましょう。

 

誰もいないところで涙を流しながら怒ってもいいですし、紙に書き出すのでもいいでしょう。

 

怒りの感情を出し切ることで、あなたのインナーチャイルドが癒やされます。

インナーチャイルドが癒やされると、あなたの心を抑圧していた不安や恐怖などが薄れ、少しずつ自信が持てるようになります。

 

そのうち、人を信用することができたり、過食などが緩和されたりしていくでしょう。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。

 

過食や拒食の症状がある人は他人を信用できない人が多いのですが、小さな子供の頃に体験した辛い出来事が原因といえます。

 

大人になっても、心の中の傷ついた子供(インナーチャイルド)を抱えていると、人を信用できなくなったり、一時的に不安を解消するため過食になったりと、生きづらい人生を送る事になってしまいます。

 

しかし、インナーチャイルドを癒すことで、より良い人生を送る第一歩を踏み出すことができるのです。

 

最後に、インナーチャイルドを癒すのが難しいと感じる場合や、少しでも不安がある場合は専門のカウンセラーに手伝ってもらうようにしましょう。





こちらの記事も参考に>>過食の原因が「依存体質」であるわけとは?

 

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