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【摂食障害】セルフイメージを書き換えて過食衝動を抑える方法

【摂食障害】セルフイメージを書き換えて過食衝動を抑える方法

(執筆:YOKO .N  監修:SINBI代表カウンセラー 福山 裕康)

 

セルフイメージという言葉をご存知でしょうか。

セルフイメージとは「自分が思っている自分」のことです。

自己肯定感が低い人ほどセルフイメージが低く、過食症になると、なかなか抜け出せなくなってしまいます。

 

しかし安心してください。セルフイメージは、誰でも書き換えることができます。

 

セルフイメージが書き換われば、過食衝動も抑えられるようになります。

 

このコラムでは、セルフイメージとはなにか、そして書き換える方法について解説していきます。

 

1.セルフイメージとは「自分が思っている自分」




セルフイメージは、一言で言うと「自分が思っている自分」です。

「自分自身への思い込み」とも言いかえることができます。

 

私達は、誰でも「私はこういう人間だ」と(無意識に)思いながら生活しています。

 

例えば、

 

「自分は運が悪い(良い)人間だ」

「私は勉強/仕事ができない(できる)」

「私は両親に愛されていない(愛されている)」

 

など、さまざまな場面で、良くも悪くも「私は〜だから」と思いながら生きています。

 

自分のことを「価値の無い人間だ」と思い込んでいる人は「セルフイメージが低い」といいます。

 

逆に、「自分には価値がある」と思い込んでいる人は「セルフイメージが高い」といいます。

 

このセルフイメージのほとんどは、単に自分の「思い込み」です。

 

2.セルフイメージは過去の体験や環境で形成される

 


 

このようなセルフイメージは、自分の「経験」「環境」「常識」「教育」「学習」の5つの要因から形成されます。

 

過去に自分が体験してきたことや、生きてきた環境によって自分の「思い込み」が作られるというわけです。

 

 

たとえば、両親から愛情いっぱいに育てられた人は「私は愛される人間だ」というセルフイメージが形成されやすくなります。

 

「要領が悪い!」と叱られながら育った人は、「私は何をやってもどんくさい」というセルフイメージになります。

 

成長してからも、自分の周りと比較しながら「自分は頭が悪い」「私は運が良い」などのイメージを作り上げ、成長するほどにセルフイメージは固定されてしまいます。

 

3.人間はセルフイメージ通りになろうとしてしまう


 

人間はセルフイメージ通りの選択や行動をしてしまいます。

 

セルフイメージが高い人は「私はもっとできるはず」と高い理想を追い求め、大胆な行動を取ることができます。

 

そのため、セルフイメージが高い人は、いわゆる「人生の成功者」になりやすくなります。

 

反対にセルフイメージが低い人は、「私はこの程度」と自分の選択や行動を制限してしまうのです。

 

なにか行動をしたくても、「どうせできない」「続かない」、又は、やめたいと思っている行動を「どうせやめられない」などと諦めてしまいます

 

過食衝動が抑えられない人にセルフイメージの低い人が多いのはこのためです。

 

しかし、心配しないでください。

セルフイメージは誰でも、いつからでも書き換える事ができるのです。

 

4.セルフイメージの書き換え方


 

では、セルフイメージを書き換える方法をお伝えしましょう。

 

低いセルフイメージを書き換えると、あなたの人生は激変します。

 

第1章でお伝えしたとおり、セルフイメージは単なる「思い込み」です。

そのため、自分の中の自分のイメージが変わりさえすればセルフイメージは書き換わります。

 

セルフイメージを高める第一歩は「自己肯定感を上げる」ことです。

 

「自分はできる人間だ」というイメージを定着させるのです。

 

それには、毎日の小さな達成感の積み重ねが効果的です。

 

100個の達成感を味わう

 

100個の達成感を味わい、自己肯定感を上げましょう。

 

セルフイメージが低い人は、「どうせ自分なんて」と思いがちです。

そのため、「やろうと思っていながら放置していること(未完了・未達成)」がたくさんあると、「やっぱり自分は」などと更にセルフイメージが低くなってしまいます。

 

毎日「できた!」という行動をコツコツ積み上げることがセルフイメージを上げることに繋がります。

 

▼やり方

 

ステップ

小さなメモ用紙、又は付箋などを100枚用意します。

 

ステップ② 

一枚に一つ、「やるべきこと・やりたいと思ってできなかったこと」を書いていきます。

 

重要度は関係なく、すぐにできることで大丈夫です。

たとえば、「やるべきこと」として

 

◯月◯日までにクローゼットを片付ける

◯月◯日までに美容院へ行く

◯月◯日までに溜まったダンボールを捨てる

 

など、簡単なことで大丈夫です。

また「やりたいと思ってできなかったこと」として、

 

◯月◯日までにお墓参りへ行く

◯月◯日までにおばあちゃんに会いに行く

◯月◯日までに〇〇さんにお礼をいう

 

などは、精神的な満足感が上がりやすくなります。

 

ステップ③ 

期日までに達成したら、赤ペンで「達成!」と書くか、大きな花丸をつけていきます。

 

終了するごとに、自分の頭をなでたり、小さくガッツポーズをしたりするのもおすすめです。

 

ステップ④

100枚が完了するまで続けましょう。

 

この一つ一つの小さな「達成」が、コツコツ積み上がることで大きな「達成感」に繋がり、確かな自信が生まれるようになります。

 

半分近く終了するあたりから、確実にセルフイメージが変化していることに気がつくでしょう。

 

可能であれば、壁などに貼ると視覚的に達成感が高まります。

 

なお、100枚が終了しても新たにやるべきリストを作って継続すると、更に効果が高まります。

 

その他、セルフイメージを書き換える方法

 

その他にも、セルフイメージを書き換える方法はいくつかあります。

▼達成リスト100

 

自分が達成したこと、誇りに思ったこと、人よりも自信があることを、とにかく100個ノートに書き出します。

自分の中にある自信を引き出し、自己肯定感が上がります。

 

▼ポジティブな人と付きあう

 

周りの人間関係は、セルフイメージにも影響します。

あなたを批判したり、ネガティブなことばかりを言ったりする人が近くにいる場合、あなたのセルフイメージは下がったままになります。

 

あからさまに人を区別する必要はありませんが、できるだけネガティブな人と距離を置くようにしましょう。

 

1日1回、ポジティブな人と少し会話をするだけで気分が明るくなれば、それでも大丈夫です。

 

▼カウンセリングやセラピーでトラウマを解消する

 

トラウマが強すぎる場合は、自己肯定感を上げる前に心の傷を解消する必要があります。

どんなにセルフイメージを高めようとしても、トラウマが邪魔をして、すぐに引き戻されてしまうからです。

 

セルフイメージを高めながら、心の傷を癒やすことも可能ですが、対処法を間違えると、さらに傷つく場合がありますので気をつけてください。

 

根本的な解決を目指すなら、専門のカウンセリングやセラピーなどを受けて解消することをおすすめします。

 

まとめ

 

いかがでしたでしょうか。

過食がひどくなる人ほどセルフイメージが低い傾向があります。

そのため、やめたいと思いつつ、「どうせ私なんてやめられない」という気持ちが足を引っ張っているのです。

 

毎日の小さな達成感を積み重ねて、セルフイメージを書き換えましょう。

自分の自信を高め、ネガティブな人から遠ざかりましょう。

 

ただし、過去のトラウマが大きい人は、まず解消してから行う方が効果的です。

 

少しでもセルフイメージが高まり、過食衝動が抑えられるようになることを願っています。

 



こちらの記事も参考に>【摂食障害】過食を「やめよう」と思うほどやめられない理由とは

 


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