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【過食障害】人工甘味料と過食の関係|代わりにおすすめの甘味料3選

【過食障害】人工甘味料と過食の関係|代わりにおすすめの甘味料3選

 

(執筆:YOKO .N  監修:SINBI代表カウンセラー 福山 裕康)

 

疲れると、甘いものが欲しくなりますよね。

ちょっとのつもりが止まらなくなり、過食のきっかけとなる場合も多いでしょう。

 

そんな時、つい頼りたくなるのが人工甘味料です。「カロリーオフ」「カロリーゼロ」と書かれた飲料やお菓子は、過食してもさほど罪悪感がありません。

 

しかし、カロリーゼロなら、たくさん食べても大丈夫と思っていませんか?

実は、人工甘味料の使いすぎが、さらに過食の後押しをしている可能性が高いのです。

 

このコラムでは、人工甘味料がなぜ過食を引き起こすのか、また、人工甘味料の代わりとなる甘味料についても解説していきます。

 

1.人工甘味料とは



人工甘味料とは、化学的に合成されて生成した、甘みを持つ調味料を指します。

飲み物や食品で「シュガーレス」と書かれているもののほとんどは、人工甘味料が入っていると考えても良いでしょう。

 

代表的なものとして、サッカリン、アスパルテーム、スクラロースなどがあります。

 

サッカリンは世界最初の人工甘味料といわれ、世界大戦中に不足していた砂糖の代替品として利用されるようになりました。1970年頃になると、世界的なダイエットブームによって一気に普及、以降、さまざまな人工甘味料が登場します。

 

人工甘味料がこれほど広まったのは、砂糖と比べてカロリーを抑えることができるためです。

 

スクラロースは砂糖の600倍、サッカリンは350倍、アスパルテームは200倍の甘さがあり、少量の使用で甘い味付けができます。

 

そのため、ダイエット飲料やコーヒー、紅茶の甘味料を始め、お菓子や料理に広く利用されています。

 

2.人工甘味料の問題点



人工甘味料は登場当初から、身体への影響が問題視されています。

 

それは、人工甘味料が化学的に作られた、自然界に存在しない「化合物」であるからです。

 

もちろん、甘味料として少量摂取する分には、身体に「ほぼ影響はない」と言われています。

 

しかし、アスパルテームは体内に入ると、「フェニルアラニン」と「アスパラギン酸」と「メタノール」に分解されます。

 

これらの成分は大量に摂取すると、脳や神経へ悪影響があり、身体にとっては「毒」とも言える物質が含まれています。

 

また、現在市販の食品などに多く利用されているスクラロースは、農薬の開発中に偶然発見されたと言われています。

ショ糖に塩素(有毒)を反応させて生成されており、これも危険視する声は大きいです。

 

その他の人工甘味料に関しても、「ほぼ影響はない」とはいわれているが「完全に安全とはいいきれない」と考えて良いでしょう。

 

3.人工甘味料が過食を増長させるわけ


 

さらにショッキングなことに、人工甘味料は「過食を増長させる」ともいわれています。

 

人工甘味料は脳の混乱を引き起こし、食べ物をさらに食べたくなるからです。

 

人間の脳は、ブドウ糖がエネルギー源です。そのため、脳が疲れるとエネルギーであるブドウ糖(砂糖など)が欲しくなります。

 

通常、ブドウ糖が体内に入ると、血液中のブドウ糖の量が増え、血糖値が上がります。

次にすい臓からインスリン(ホルモン)が分泌されて、ブドウ糖を臓器や細胞に取り込み、エネルギーとして利用されるようになります。さらにインスリンは、上昇した血糖値を下げようとします。

 

ところが、人工甘味料の甘さが入って来ても、脳はブドウ糖だと勘違いして、すい臓からインスリンを分泌します。

とはいえ、ブドウ糖を取り込めないので血糖値を下げてしまいます。

 

甘いものを取り込んだはずなのに、エネルギーは生成されず、一連の働きは空回りしてしまいます。

 

そのため、脳は「まだまだブドウ糖が足りないのだ」と判断し、ブドウ糖が入ってくるまで「もっと食べたい!」という信号を送り続けることになってしまいます。

 

これが、過食へとつながるわけです。

 

また、精神的にも「カロリーオフ」という安心感から、さらに食べてしまうという理由もあります。

 

4.人工甘味料の代わりになるもの



過食のためにも、人工甘味料は避けたほうがいいな、と思われたかもしれませんね。

とはいえ、やはり砂糖の取りすぎもよくありません。

 

では、砂糖に変わる安全な甘味料はどのような物があるでしょうか。

ご紹介していきましょう。

 

4-1.はちみつ

 

はちみつは、砂糖と同じでは?と考える人も多いかもしれません。

しかし、はちみつは砂糖に比べてカロリー自体も低く、血糖値の上昇が穏やかです。

 

はちみつ100gのカロリーは約290cal、砂糖は100g約380calで、25%ほど低くなっています。

 

成分は、糖質以外にもカリウム、カルシウム、マグネシウム、鉄、葉酸、ビタミン類やアミノ酸、ポリフェノールなどが含まれ、さらに抗酸化作用も期待できます。

 

さらに、はちみつはコレステトロール値を下げるという研究結果が出されているほど、優秀な甘味料です。

 

もちろん、摂りすぎには注意が必要ですが、砂糖の代替品として安心して利用できます。

 

4-2.オリゴ糖

 

最近では、特定保健用食品などに多く利用されることが多くなったオリゴ糖は、健康的なメリットがたくさんあります。

 

オリゴ糖のカロリーは100gあたり約200cal。人の体に消化、吸収されにくい性質があるため、カロリーの吸収が少なく、血糖値の上昇も緩やかです。

 

そのまま腸まで到着し、ビフィズス菌の餌となるので、腸内環境を整えます。

 

腸内環境が整うと、精神的にも安定し、ストレスも感じにくくなります。

 

ただし、体質によっては下痢の原因となる場合があるので、様子をみながら少量ずつ摂取するようにしましょう。

 

4-3.トレハロース

 

トレハロースは比較的新しく登場した甘味料です。

 

砂糖よりも甘みが少ない上、カロリーは同じであるため、ダイエット効果があるわけではありません。

 

しかし、血糖値の上昇を抑える、メタボリック症候群を予防する、骨粗鬆症を予防するなど人の体へ良い影響があります。

 

馴染みが薄いため、人工甘味料と間違われることも多いのですが、とうもろこしなどのデンプンから生成されており、天然由来の甘味料です。

 

トレハロースの特徴として、耐熱性や耐酸性、保湿・老化防止などの作用があることから、甘味以外でも鮮度の保持や食品の変質防止などにも利用されています。

 

砂糖と同じ甘さにしようとすると、倍の量が必要なため、摂取量には注意しましょう。

 

まとめ

 

いかがでしたでしょうか。

「過食して太るから」といって砂糖の代わりに人工甘味料を使用すると、過食衝動がひどくなる可能性があります。

 

人工甘味料は、少量を使用している分には、さほど影響が無いといわれているものの、完全に安全とは言い切れません。

 

しかし、甘いものを無理に我慢するとストレスが余計にかかります。

はちみつやオリゴ糖などをうまく取り入れて、無理のない食生活を心がけましょう。

 

 



こちらの記事も参考に>【摂食障害】なぜ腸内環境がよくなれば過食が止まるのか

 


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