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【摂食障害】頑張るのをやめると過食や拒食が改善するわけ

【摂食障害】頑張るのをやめると過食や拒食が改善するわけ

(執筆:YOKO .N  監修:SINBI代表カウンセラー 福山 裕康)

 

過食など、摂食障害になりやすい人は「頑張りやさん」であるケースが多いもの。

日本人は「頑張り」を美徳と思いがちですが、頑張りすぎている人は、心の負担が大きくなり、過食への依存になりやすいのです。

 

このコラムでは、「頑張りやさん」が摂食障害になりやすい理由と頑張らなくてもよくなる方法について解説します。

 

頑張りをやめると摂食障害が改善するので、ぜひ参考にしてください。

 

こちらの記事も参考に>>【摂食障害】ストレスを緩和する「感情のラベリング」とは


1.摂食障害は「頑張りやさん」がなりやすい



あなたは「頑張り屋さん」が、摂食障害になりやすいのをご存知でしょうか。

そもそも「頑張る」とは、次の意味があります。

 

頑張る:我慢して、忍耐して努力する。我を張る。気張る。譲らず、強引に主張する。

 

なんだか、ガチガチでしんどそう、、、と思いませんか?

 

・仕事や勉強を完璧にこなそうとする

・常に相手を優先しようとする

・嫌な人にもニコニコと接する

・子育ても家事も1人でこなそうとする

・不平不満、自分の意見を言わず、心に溜めておく

 

こんな状態を常に続けていると、心の負担が大きくなるのは当たり前です。

 

実は、摂食障害は「我慢の病気」とも言われています。

 

このような「頑張り」を重ねることで、心がいっぱいいっぱいになり、そのはけ口として食欲に走ってしまう病気なのです。

 

というのは、「食べること」は、一種の快楽であり、癒やしでもあるからです。

 

しかし、心を満たそうとして摂った食事は、次に

 

「なんでこんなに食べてしまったのだろう」

「お腹いっぱいなのにやめられない」

 

と、別の苦しみが生まれてしまいます。

 

その結果、

 

「食べてはいけない」

「食欲を我慢しなくてはいけない」

 

と、新たな「我慢」が生まれ、そのサイクルから逃げられなくなってしまい、摂食障害という病気になるのです。



2.頑張らない方が改善するわけ



「しんどいけどこれをやらなくてはいけない」「食欲を我慢しなくちゃ」など我慢するよりも、頑張らない方が摂食障害は改善します。

 

摂食障害になりやすい人の「我慢」は、他人の目を気にしすぎている「我慢」だからです。

 

・常に人の評価や好意が気になるから頑張る。

・褒めてほしい、認めてほしいから頑張る。

・太った自分は他人に愛されないから頑張る。

 

これらは、自分のため、ではなく他人のために頑張っていますよね。

心のどこかで、「頑張らないと自分は愛されない」と思っているのです。

 

そのため、人に頼ることができず、弱音を吐けず、常に気を張ってストレス状態にいるのを、食欲でまぎらわしてしまいます。

 

「頑張ることをやめる」と、食べ物に依存しなくてもよくなります。

 

3.頑張るのをやめる「言葉」




では頑張るのをやめるにはどうしたらいいのでしょうか。

 

それは、「自分の心」を大切にしてみることです。

というのは、我慢ばかりしている人は、自分の心の状態が麻痺していることが多いからです。

つまり、自分の気持ちを抑え込んで無視してきたため、素直になることが難しくなっているのです。

 

まずは

 

「あ、今自分は我慢している」

 

と感じることからはじめましょう。「これはこうすべきだ」「こうしないと嫌われる」

 

と思ったら、「本当に?」と疑問を持ってみるのです。

そして次の言葉を自分に問いかけてみましょう。

 

「本当にこれは私がやりたいことなの?」

 

自分の心に聞いて、苦しくなるのならやめても良いいんだよ、と自分に許可を出しましょう。

そして人を頼ることを少しずつ始めていきましょう。

 

「いい人に見られなくてもいい」のです。

あなたの心を何よりも最優先しましょう。



4.注意!「頑張らない」の落とし穴

 

ここで注意してほしいのが、「頑張らないほうが上手くいくなら、面倒なことやしんどいことをすべてやめた方がいいんだ」と、思ってしまうことです。

 

・じゃあ、仕事をやめたほうがいいのでは?

・家事とか嫌だししない方がいいのかな?

 

しかし、「頑張らない」は「何もしなくて良い」という意味ではありません。

 

人に頼ったり、状況を改善したりすることで、1人で頑張らなくてもいいような環境を作るということです。少しでも気楽にいられるような仕組みを作ることです。

 

関わっているものを一気に手放すと、それはそれで深い後悔となりやすいからです。

 

気楽にいられる環境を作るにも、もちろん障害となる事柄は起きるでしょう。

 

・仕事を手伝ってもらうために人に声をかけること。

・嫌なことやお誘いを断ること。

・自分の意見をいってみること。

・やりたくないことをやらないこと。

 

これらをするには勇気がいりますし、人に頼るにはそれなりの準備が必要です。

自分が楽になるための仕組み作りは、そんなに簡単では無いかもしれません。

 

しかし、行動をすることで、どんどん環境は変わるはずです。

また、自分のための行動は、自己肯定感が上がって、自分に自信が持てるようになります。

 

頑張らないとは、頑張っていることを放棄することではなく、頑張らなくても良い状態に整える、と考えるとよいでしょう。

 

「頑張り」が減るたびに、過食への依存がなくなるようになりますよ。




まとめ

いかがでしたでしょうか。


どうしても過食をしてしまうときは、無理に我慢をする必要はありません。
食べたいんだね、と自分を許してあげましょう。

そして、その食欲の原因となる「ストレス」をどうしたら解消できるのか考えましょう。

それは「我慢」しないで良い環境つづくりでもあります。

 

ぜひ参考にしてくださいね。

 


こちらの記事も参考に>>食欲を我慢するより食事を楽しむことが大事【摂食障害】

 

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