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偽りの自分は自己防衛

偽りの自分は自己防衛

さて、あなたは本来の自分を充分生きていますか?

本来の自分を生きられず、

偽りの自分を生きている。

とすると、それはとても辛いことです。

でも、偽りの自分であることに気づいていない場合もあります。

実はそういうケースが多いのかもしれません。

本当の自分や本当にやりたいことがわからない・・・・

そのような場合には、

本当の自分がわからないので、偽りの自分もわかりませんよね。

前回触れたように、その原因が記憶や意識にない乳幼児期や

胎児期にある場合もあります。

幼いころや乳幼児期や胎児期の出来事というのは、大人の目から

見れば大したことがないことも、危機的な出来事になってしまいます。

例えば、母乳が欲しくて泣き叫んでいたのに、お母さんは知らん顔で、
どこかの消えてしまったとか・・・

大人にとっては、たまたまの小さな出来事も、子どもにとって重要な
生命危機と捉えられて、潜在意識下に定着してしまうのです。

幼児にとってまずいちばん重要なのは生命の安全ですから、生命危機
を回避するための防衛手段を学んでいきます。

特にお母さんにいかに愛してもらうかということが第一優先になって
いってしまいます。 

生きるためにはどうすれば・・・

生命危機を体験してしまうとそれが重要なファクトとなります。

これはほんの一例ですが、まずそこがあるわけです。

生きていく上で、生命危機を回避するための自己防衛が、
偽りの自分を生きることに繋がっていきます。

それが、意識できる記憶にあればいいのですが、記憶にない
幼児期や胎児期の出来事だとなかなか普通には改善できません。

その場合には、催眠療法などの手助けが必要になってきます。

催眠療法では潜在意識にあるネガティブな情報の変換を図っていきます。

人は、幼児期の体験だけではなく、胎児期、前世や前世代、また進化の
過程にあった生命危機の記憶なども潜在意識に情報としてもっています。

催眠療法はその生命危機の記憶を呼び覚まし変換を図っていくわけです。

さて、ここでは、
胎児期以前はさておき、まずは生まれた後について考えたいと思います。

生まれた後最初に学ぶのが、お母さんに気に入ってもらい安全を確保
する方法です。

お母さんは、自分がどのようにしていれば機嫌よく自分を守ってく
れるのか・・・愛してくれるのか・・・

まず、その方法を学んでいきます。

お母さんが、自分はどうあれ無条件に愛し守ってくれるという確信
がもてれば、無駄な防衛手段を学ぶ必要がありません。

でも、お母さんの愛情が条件つきであるとちょっと大変ですね。

その条件を満たさないと愛してくれないとなると・・・。

お母さんの愛が、無条件の愛なのか、条件つきの愛なのか・・・。

特に、教育熱心なお母さんは条件つきの愛になりがちですね。

そこはまた・・・・

メンタルオフィスSINBI