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発達障害、そして、二次障害としての精神障害(摂食障害・うつ病・パニック障害・不安障害・適応障害)

発達障害、そして、二次障害としての精神障害(摂食障害・うつ病・パニック障害・不安障害・適応障害)

― 問題は発達障害そのものではなく、社会の理解不足にある ―

 

近年、「発達障害の子どもや大人が増えている」という言葉を頻繁に耳にするようになりました。
しかし、これは発達障害そのものが急増しているというよりも、見えるようになった、認識されるようになったという側面が非常に大きいのです。

                                        (執筆:SINBI代表カウンセラー 福山 裕康)

 

かつては「変わった子」「空気が読めない人」「落ち着きのない子」「努力が足りない人」と片付けられていた人たちが、医学や心理学の進歩により「発達特性」として理解されるようになった。それが、統計上の「増加」として表れているのです。

発達障害は「病気」ではなく「特性」である

発達障害(ASD、ADHD、LDなど)は、脳の情報処理の仕方の違いであり、病気ではありません。
得意・不得意の偏りが大きいという“特性”です。

集中力が極端に高い
感覚が鋭敏
独自の視点で物事を捉える
ルールや正確性に強い

これらは環境次第では才能や強みになります。
しかし現代社会は、「空気を読む」「曖昧に合わせる」「マルチタスク」「集団行動」を強く求める構造になっており、発達特性を持つ人にとっては非常にストレスの多い社会でもあります。

問題の本質は「二次障害」にある

ここで最も重要なのは、多くの苦しみは発達障害そのものではなく、二次障害として生じる精神障害であるという事実です。

発達特性が理解されず、

  • 何度も叱責される
  • 努力不足だと責められる
  • 失敗体験が積み重なる
  • 自己否定感が強まる

こうした環境に長く置かれることで、

  • うつ病
  • 不安障害
  • 適応障害
  • パニック障害
  • 強い自己肯定感の低下

といった二次障害が生じます。
そして現場で「大変だ」「扱いづらい」と感じられている多くのケースは、実は発達障害ではなく二次障害への対応なのです。

理解がないことが、障害を「重くする」

発達障害は、理解と環境調整があれば、困りごとが大幅に軽減される特性です。
逆に、理解がなければ、特性は「欠陥」や「問題行動」として扱われ、本人を追い詰めます。

つまり、

発達障害を重くしているのは、特性そのものではなく、社会の無理解である

と言っても過言ではありません。

本当に必要なのは「治す」ことではなく「活かす」こと

発達障害に対して、「治す」「矯正する」という発想が根強く残っています。しかし本来必要なのは、

  • 特性を正しく理解する
  • 苦手を責めない
  • 得意を活かす環境を整える
  • 早期に自己理解を促す

という関わり方の転換です。

発達特性を持つ人が、自分を「ダメな人間」だと思い込む前に、
「自分はこういう特性を持っているだけなんだ」と理解できるかどうか。
それが、その後の人生を大きく左右します。

真実を知り、実践することが社会を変える

発達障害が増えているように見えるこの時代に、私たちが向き合うべき本質は、

  • 発達障害=問題ではない
  • 問題は理解不足から生じる二次障害である
  • 環境と関わり方で人生は大きく変わる

という真実です。

この理解を、家庭・学校・職場・医療の現場で実践していくこと
それこそが、発達障害という言葉に振り回されない、成熟した社会への第一歩なのです。

 

                                           

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こちらの記事も参考に>【摂食障害】親子の愛のやり直しで摂食障害を治す方法とは?

親子の愛のやり直しで摂食障害を治す方法とは?

 

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