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摂食障害とソーシャルスキル コラムレッスン30

摂食障害とソーシャルスキル コラムレッスン30

コラムレッスン29は、摂食障害を克服していく鍵となるのは、

この麻痺させたい感情、つまり持っていき場のない抑圧された感情

 

だということでした。

 

 

この持っていき場のない感情にうまく対処していくことが、摂食障害の

 

克服にはとても大切なところになります。

 

そのためには、感情を上手に表現していくことが必要になります。

 

ただ、ここでやるのは、感情を相手にぶつけるということではありません

 

のでご注意ください。

 

感情表現してケンカすればいいということではありません。

 

その感情の奥には欲求があるはずです。

 

本当はこうして欲しいのに・・・・・といった欲求です。

 

その欲求をちゃんと具体的に伝えていくということがとても大切なところ

 

になります。

 

それをやっている心理療法が、

”対人関係療法”

 

なのです。

対人関係で、自分の気持ちをどのように人に表現していけばいいのか?

摂食障害になりやすい人は、人に気を使って表現できない、

あるいはまるで反対に、強がりで表現できない人もいます。

 

いずれにしても、自尊心が低いという特徴があります。

 

自尊心を高めていくことがもう一つの

摂食障害克服のポイントになります。

 

 

◆ソーシャルスキルを向上させていく

摂食障害を克服していくには、自尊心を高めていくことが

とても大切なのですが、

そのために重要なのが対人関係なのです。

自尊心は、対人関係の中で低められたり高められたりしていくものです。

 

そのような自尊心は、カウンセリングを通してソーシャルスキルを向上させて

いくことによって、対人関係を良好なものへと改善されていくことによって、

向上されていき、摂食障害の克服に大きく寄与していくことになります。

 

対人関係療法の骨格となるところは、コミュニケーションを中心とした

 

ソーシャルスキルの改善なのです。

 

どのようなコミュニケーションをとって、対人関係を改善していけば、もって

いき場のないモヤモヤやイライラとした気持ちを軽減していけるのか? 

というところが摂食障害克服のための重要なポイントになります。

カウンセリングでは、直近の実際にあった情動が揺り動かされたようなコミュ

ニケーションの実例を具体的に取り上げながら、その内容について検討してい

くことになります。

よくある好ましくないコミュニケーションのパターンとしては、

・あいまいで間接的な非言語コミュニケーション
・不必要に間接的な言語的コミュニケーション
・自分の言いたいことは伝わったという思い込み
・自分が理解したという思い込み
・沈黙

があげられます。

これらコミュニケーションの背後にある気持ちは、言わなくてわかって欲しい

といった期待であったり、言わぬが仏といった思いであったり、あるいは、

言ったことによって否定されるのではないかといった怖れや不安の気持ちで

 

あったりするものです。

そして、ここにはコミュニケーションの未熟さも大きく影響を与えている

ものです。

ただ、

ここまで酷くはないとしても、いい人や強い人やクールな人の

仮面をかぶってしまい、

 

本音は決して言わない、

弱みは決して見せない、

ノーが言えない、

顔色を見て周りに合わせてしまう、

 

などのコミュニケーションをしていると、仮面のコミュニケーション

によって、

内面にある本来の自分とのギャップを深めてしまい、対人関係によるストレス

というものは、どんどん膨れ上がっていってしまうものです。

 

ですので、対人ストレスを軽減して摂食障害を克服していくためには、

この対人関係上のコミュニケーションを改善して、仮面を手放し本来の自分を

取り戻していくことがとても大切になってくるのです。

 

◆今の自分を変えていく

対人関係療法のカウンセリングでは、実際の会話を再現してもらって、ちゃん

と気持ちを伝えるべきではないのか、別の表現方法はなかったのか、別の考え

方ができなかったのかなど一緒にコミュニケーションのあり方を検討していき

ます。
 

そして、最終的に合意できた方法で実際にコミュニケーション方法の改善を

図っていってもらいます。実際に改善したものがあればフィードバックしても

らい、また別の気持ちが大きく動揺したような出来事があれば、同じように取

りあげて検討していくことになります。

このように検討しながらソーシャルスキルを向上させていって、本人に

自信がつき摂食障害の改善の目途を立ってきたところで双方の合意の上で

カウンセリングは終結を迎えることになります。

 

ここまでは、対人関係療法などを中心に摂食障害の基本的な改善のプロセスを

 

みてきました。

 

ただ、摂食障害は対人関係療法だけでは対応できない部分も出てくる複雑で

 

深い部分も抱えている病気です。

 

やはり、仮面を手放していくということは、対人関係療法のソーシャルスキル

 

の向上だけでは為し得ないところが出てきます。

 

 

そこで必要となってくるのが、インナーチャイルドのワークになります。

 

インナーチャイルドの傷を癒して、インナーチャイルドを成長させていって

 

あげることが、仮面を手放すことに繋がり、ソーシャルスキルを向上させ

 

て行くことにも繋がっていきます。

 

インナーチャイルドワークについては、直接カウンセリングを受けられたり、

 

ワークショップに参加いただくことがお薦めです。

  

 

また今後は引き続きメルマガなどでもお伝えしていきます。

 

摂食障害専門のブログなどでもお伝えしています。

 

わかり難いことがあればお気軽にお問い合わせください。

 

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◎レッスン30の課題

 

■コミュ二ケーショントレーニング

仮面を手放して本来の自分をとり戻して行くには、まず大切なのがコミュニケーションを見直していくということです。

 

そのコミュ二ケーションの見直しの中で、価値観や信念が邪魔をして、どうしてもブレーキになってしまう場合には、コアビリーフの書き変え、インナーチャイルドワークなどが必要になってきます。

 

その場合には、一人で解決してくことは難しくなってくるところですので、最後に紹介する個人セッションやセミナーにお越しいただけるとよろしいかと思います。

 

それでは、コミュニケーションの要点となるところを次にまとめていきます。

コミュニケーションについては、日々の実践がとても大切です。以下の説明を読んでいただき日々のコミュ二ケーションで生かしていってください。ご自分で無理だと感じられる方はカウンセラーなどのサポートを受けられるとよろしいかと思います。

 

 

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