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【どうにもできない感情は???】

【どうにもできない感情は???】

あなたは、どうにもできない持っていき場のない感情を
抱えてしまって困ってはいませんか?



例えば、

どうしても、“イライラ”してしまう!

あるいは、“怒り”をこらえて何か“モヤモヤ”している。

もしくは、それすらわからず、何かが胸にいつも詰まって
しまっていてどうにもできない不快な感じ・・・・

さて、それらの持って行き場のない感情は、
どのようにしていけばいいのでしょうか?

さて、

夫婦の間や親子の間、恋人同士でも
きっとよくあることだと思います。

“持っていき場のない感情”

それはそのままにしておくと、

うつ病や摂食障害に繋がったりと恐ろしいものなのです。

例えば、

“何でやってくれないの?”

“何でそんなこともわかってくれないの?”

“何でいちいち干渉してくるの?”

といったイライラ・怒りの気持ち。。。

夫婦間でよくあるのは、

妻が疲れているから家事をやりたくないといったような時。

妻は、夫に手伝ってもらいたいぐらいだけど、夫は知らん顔。

呑気な夫に妻はただただイライラするばかり。

夫は何で妻がイライラしているのかわからない。

そこで、妻は癇癪を起して、結局ケンカに・・・・

恋人同士でよくあるのが、

女性はただただ今日あった出来事や気持ち聞いて欲しくて、

色々と事細かに話している時。

急に女性の話を遮って、

“それは、こうすればいいんだよ”

とアドバイス。

アドバイスなんていらない!!

ただ聞いて欲しいだけなのに!!

親子の間では、

“なんか最近太ったんじゃないの? だらしないからよ・・・”

“何なのその服装? おかしくない?”

“あなたのあの友達、付き合うのやめたら?”

“今日は何時に帰ってくるの?”

いちいち細かいことに干渉してくるお母さん。

このようなシチュエーションで、

なぜイライラが発生してしまうのでしょうか?

イライラは、期待していることが期待通りにいかない時に

生じてきます。

例えば、今の例でいえば、

夫婦間では、
妻には、夫にはちゃんと妻の気持ちを察して、
何も言わなくても家事を手伝って欲しいという期待がある
のだけれど、全然気遣ってくれない。

恋人同士の例では、女性は黙って話を聞いて、
共感して欲しいのに
余計なアドバイスをしてくる。

親子の例では、子供のことを信頼して、
もっと大人として扱って欲しいのに、
いつまでも子供扱いで信頼してくれない。

といったような期待しているような態度や反応を
相手がしてくれないときに発生してきます。

ここに期待のズレがあるがために
イライラが発生してくるわけです。

さて、それではこの期待のズレによるイライラは
どうやっていけば減らしていくことができるので
しょうか。

このイライラを減らしていくことが、
うつ病や摂食障害などを改善していく上でも
とても大切なポイントにもなっていきます。

期待したようにやってくれない、応えてくれない、
といった相手への期待とのズレ・・・・

では、そこで発生してくるイライラ・モヤモヤはどう
すれば減らしていくことができるのでしょうか???

そのような場合に、あなたならどのように
対処していきますか?

例えばよくあるのは?

我慢する、諦める、といったところでしょうか。

自分さえ我慢すればいいのだ・・・・

これは、親子間で特に子供にありがちな態度です。

でも、この対処方法は好ましくない方向へ向かって
しまいます。

親が子供に、

「何であなたはそんなにだらしないの? いつもいつも!!
 いい加減にしてよ。そんなに散らかし放題で・・・
 そんなことじゃ、ろくな大人にならないわよ!!」

と、

そして子供は、ムっとして、
「・・・・・」
沈黙。
黙ってその場を立ち去るか、しかたなく片づけをする。

親としては、きちんといつも片づけができる人になって
欲しいという期待がある場合と、
それだけでなくて、自分の何らかの別の事情でイライラ
していて、つい子供にあたってしまった・・・
といったことも、よくあること。

子供としては、今は折角、集中してやっているのだから
邪魔をして欲しくないし、後で片付けるつもりでいたの
にそんな言い方しないで欲しいし信頼して欲しいし、
もっと理解して欲しい・・・・そして、関係のないイラ
イラを弱い子供にぶつけないで欲しい・・・などなど

そして、更によくないのは、

“一方的に否定された!!”

と受け取ってしまう場合。

一方的に否定されると、

“どうせ私はダメなんだ!”
“何を言っても無駄”
“どうせ誰にもわかってもらえない!!”

といった気持ちを醸成していきます。

これが様々なことで好ましくない方向へと向かう
原因になってしまいます。

さて、このようなケースで、まず注意しなくてはならない
のは、親の方です。

まずは、いきなり感情的になって子供を攻撃しないと
いうこと。

感情的に一言発しそうになったら、

待てよ、と考え一呼吸ここで入れてください。

そして、今自分は子どもに何を期待しているのだろう?

子供に関係のないイライラを抱えていない?

と自分に質問してください。

そして、子供への第一声の一言もまずは、

質問です。

ここで一方的な決め付けはしないということです。
そして、“あなた”言葉ではなく、“私”言葉で話す。
否定は事柄を否定するのであって、人を否定しない
ということ。

例えば、

「ずいぶん散らかっていて、私としてすぐ片づけてもらいたい
 のだけれど、どうなの?」

と相手に言いわけできるスペースを残してあげます。

こうすることによって、子供の事情や意思を尊敬する
ことになるし、コミュニケーションの練習にもなりま
す。

まずは、相手の事情や気持ちをちゃんと聞いてあげる
ことがとても大切なことです。

決めつけ、裁断、一方的な指示を出したり、怒りをぶつけたり
して、相手を攻撃しないということがとても大切です。

これをやってしまうと相手は守りに入ります。

つまり、反撃するか、逃げるか、固まるかです。

それは、反抗するか、その場を去るか、沈黙するか
ということです。

これでは、よくないですね。

まず大切にしたいのは、相手の話を先入感なしに聞くこと。
そして、特に気持ちレベルまで掘り下げて聞いてあげる
ということです。

そうすることによって、子供の我慢は減っていきます。
子供の我慢、つまり“感情の抑圧”はこのような対応
をしていくことによって軽減されていきます。

それが、うつ病や摂食障害、様々な非行へと繋がって
いくことを予防することになっていきます。

また、もうひとつ大切なポイントが、結果責任は
子供にあることを明確にしていくということです。
そうすることによって、親のイライラも軽減され
ていきます。

ただ、
子どもに結果責任を取らせるというのも我慢が必要で、
これがまたストレスになるという人もいるかもしれ
ませんが、大切なのは子どもを信頼してあげること
です。

子どもを信頼できずについ口を出してしまう!!

なぜ、信頼できないのでしょうか???

人を信頼する・・・・ここに根本的な問題があるのかも
しれません。

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