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【ストレスと本当の幸せ?!】

【ストレスと本当の幸せ?!】

前回は、ストレスを無くしていくためには、

ストレスのもとになっている人間の欲求というものを

知っていくということが大切ということでした。



そして、その欲求が、

外にあり、限りがあって、いつ失うかわからない、人や物やお金

に向かっていると、

“本当の幸せは掴めない!!”

のではないでしょうか????

ということでした。

それでは本当の幸せはどのようにして掴めるのでしょうか?

今日はその辺を・・・・

さて、

そのような意識の志向性は、対象志向と呼ばれています。

でも、ほとんどの人がそれにしがみついてしまっています。

人に認めてもらいたい、
人に好かれたい、
家族に愛されたい、
愛する家族といつまでも一緒にいたい、
嫌われたくない、
愛されたい、
または経済的な豊かさを満喫したい、
などなど・・・

これでは、いつまでも不安は続いてしまいます。

失う不安です。

これでは、本当の幸せは掴めません。

それでは、どうしていけばいいのでしょうか???

まず、本当の自分の欲求というものを考えみたいと思います。

ここで考えもらいたいのが、ここでの大きなテーマとなってくる

“本来の自分”

ということです。

それは、本当の幸せを掴むために、最も重要なポイントに

なってくるところです。

あなたは、本来の自分を生きていますか?

親に言われたように、
親に喜ばれるように
世間に言われるように
友達や周囲の人に喜ばれるように
会社に認められるように

と自分の周りや一般的な常識に沿うように、物指しを常に
外に置いて、生きてきませんでしたか?

常に人目や人の評価を気にしている
人に好かれるように振舞う
常に前向きに明るく振舞っている
ネアカのポジティブシンキング!

でも、実は違う自分がいることに薄々気が付いている。

一人になると凄く落ち込む
たまに抑えていたものが爆発しそうになる
何かいつも自分の中に葛藤や違和感を抱えている

そのようなことはありませんか???

そう、現代人はそのような人が大変多くなっているのです。

それはいったいどういうことなのでしょうか?

それは本来の自分を生きていないということ・・・

自分って誰?

本当の自分って・・・

ここで少し人間の欲求というものを考えていきたと思います。

■期待や欲求の扱い方で大きく変わってくる

◆愛情欲求には3つのタイプがあります

ここで扱う人間の欲求とは、生きるための基本的な欲求の
ことであり、大きくは個体保存や種の保存に関わる生理的
欲求と生きていくために必要な愛情への欲求に分けらます。

 ただ、現代社会においては、すでに生理的な欲求は充足さ
れているので、不安や悩みの原因となる欲求の多くは、愛
情に対する欲求です。

そして、愛情への欲求はさらに3つ分けて考えられます。
 ・慈愛願望欲求
 ・慈愛欲求
 ・自己信頼欲求
です。

 慈愛願望欲求は、他者に自分が愛されたい・認められたい
という欲求です。
 慈愛欲求は、他者を無条件に愛したい・守りたいという欲求
です。
 自己信頼欲求は、自分を信頼したい愛したいという欲求です。

そして、これら3つの欲求は、外へ意識が向かう他者志向欲求

と意識が内面へと向かう自己志向欲求に分けて考えられます。

慈愛願望欲求が、他者志向欲求

慈愛欲求と自己信頼欲求が、自己志向欲求です。

◆自己志向欲求が重要になってきます

 他者志向欲求は、自分ではコントロールできないものです。

その欲求は満たされることがなく際限なく続いていきます。

”社会的自己”とも呼ばれています。

 自己志向の欲求は、自分でコントロールできる欲求です。
すぐに充足感を味わうことが可能です。”本来の自己”と
呼ばれています。

 現代社会は、競争社会ということもあり、他者に認められ
なければ生きていけないという他者志向欲求が中心の社会
となっています。

 他者志向は、社会的な自己(好きなことはしていけない)
であり、とてもストレスフルなものです。現代人は、社会
的な自己である学歴や仕事・人脈の中に自分らしい自己が
あると思い込んでいます。

でも、社会的な自己は本当は本来の自己ではないので、
うつ病や生活習慣病に陥りやすいという問題を抱えている
のです。

 反対に自己志向である本来の自己で生きることは、周囲
から評価されなくても、自分らしい方法で愉しみながら
日々の行動に取り組んだりして本来の自分で生きている
ので、ストレスをためにくく病気や疾患になりにくいという
特徴があります。

それでは、少しその愛情に対する欲求の成り立ちについ
て考えていきたいと思います。

人は人間として誕生するとまず第一に両親の愛を求めます。
それは、生まれたばかりの幼児が生きていく上で最優先さ
れる愛情です。この愛情を充分注いでもらわないと生きて
いくことに困難が伴ってしまいます。

そこで望まれている愛情は、無条件の愛です。母親が子ど
もに対してなんら見返りや条件を付けることのない無条件
の愛情です。

でも、それが条件つきの愛であったり、充分な愛情を受け
取れなかったりすることがあります。

条件つきの愛であったり、充分な愛情を注がれていないと、
潜在意識に満たされない欲求が記録されてしまいます。

そして、愛されたいという無意識の欲求があなたを苦しめる
ことになってしまいます。

人は基本的な欲求である自分の生命の存続に関わる欲求を本能
的に持っています。

人間が生きていく上で重要なのは、まず両親に愛されることです。
自分が存続していくためには両親の愛を勝ち取る必要があるのです。

そこで、幼少期に両親の無条件の愛を受けられずに育つと、満たさ
れない愛情欲求が潜在意識に潜み、無意識のうちに愛情や承認を
他者へ求めてしまうのです。

◆気づきを大切にしてください

それでは、どうしていけばいいのか? 

というと、

まずは、自分の欲求に気づくことです。

あなたは、他人に認めてもらうことを望んでいますか?

それとも、自分の満足を望んでいますか?

そして、満たされていない他者志向の欲求を満たし癒してあげる
のです。

そうすれば、もう、あなたは充分に他者からの愛情を得ていること
になります。

そうなると、他者からの愛情や承認に力を注ぐ必要はなくなって
いきます。

欲求のバランスがとれてくるのです。

◆自己志向と他者志向という考え方

自己中心と他者中心、それは別の言い方で、

“自己志向と他者志向”

と言われているものです。

さて、ここでいう自己志向とは、体験する外側のものを拠り所
・物差しとせず、自分自身のスピリットを心の拠り所・物差し
とするという意味です。

自己志向の逆が他者志向です。

他者志向であると、私たちはいつも状況や環境、周りの人々、
そして物などの自己の外にある対象に影響されてしまします。

他者志向的であると、私たちはいつも人から認められることを
求めるものです。

自分の思考や行動が、いつもひとの反応を期待したものになって
しまいます。

したがって、いつも心の底には恐れがあるわけです。

つまり、他者志向はとてもストレスフルなのです。

ここにストレスから抜け出すためのヒントがあるわけです。

つづきはまた・・・・

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