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ストレスの元凶、3つの仮面

ストレスの元凶、3つの仮面

あなたには、

“何かいつも充足感がない”
“いつもイライラ・モヤモヤしている”
“一人になるととてもほっとして解放される!!”

といったようなことはありませんか?



そのような人の多くは、仮面の影響を強く受けているのかも
しれません。前回触れた偽りの自分を演じる仮面です。

今日は、その仮面の3つのタイプのお話です。

前回お伝えしたように人は、

“本来の自分”では受け容れてもらえないのではないか???

“自分の弱さや心の傷を知られたくない”

といった怖れから仮面をかぶってしまいます。

仮面をかぶり偽りの自分を演じることになると、

仮面は本来の自分ではないので、魅力的ではなく、

満足もできません。

また、仮面の元となった苦悩を再現してしまうので、
イライラ・モヤモヤとしてしまいます。

そして、偽りの自分を演じているので、緊張が強いし、
気を使っているのでとても疲れてしまいます。

さて、今回はこの仮面の3つタイプについてです。

その仮面の3つのタイプとは、
(1)愛されたい服従の仮面
(2)強がり戦士の仮面
(3)穏やかな逃避の仮面
の3つです。

人は、本当の自分を否定的に見ていると、
これらの仮面をかぶって人生をうまくコントロール
しようとします。

でも、そこには必ず歪みが出てきてしまいます。
歪みは一言で言えばストレスとも言えるものです。
そのストレスのために、過食したりアルコールに頼ったり、
ギャンブルや買い物などのストレス解消行動へ走ることに
なってしまいます。

それでは、それぞれの仮面をみていきたいと思います。

まず、(1)愛されたい服従の仮面 ですが、

これは、他人からの愛や承認を確かなものにして支配し、
手なずけることを期待するもので、人格は服従的で、
融和的で、自己否定的になります。
人格は実際よりも弱く、頼りなく、従属的になります。

次に、(2)強がり戦士の仮面ですが、これは、

常に完全に自立し、積極的で、有能で、支配的な人間として、
映ることで人生や他人を掌握しようとします。
人生を支配のための戦いにしてしまう強がり戦士の仮面は、
幼少期に経験した弱さから逃れようとします。
力の原動力が理想化され、愛や触れあいは拒絶されます。

最後に、(3)穏やかな逃避の仮面ですが、これは、

常に完璧なまでに平静で、超然としているように映ることで、
人間として生きる上での困難や弱さを回避しようとします。
しかし実際のところは、撤退、無関心、人生の回避、曖昧さ、
シニカルな超然さなどで歪んだ穏やかさを求めているにすぎ
ません。

私たちは、これらのマスクをうまく使い分けて、
上手に困難な状況を乗り越えようとします。

ただ、そこには、偽りの自分であるが故の歪みが生じて
きてしまうということです。

これらだけではわかり難いかと思いますので、
次回は具体的な事例も交えてもう少し詳しく
検討していきたいと思います。

対人関係療法などで扱っていく対人関係や、

コミュニケーションのあり方などは、ほとんどが

この仮面との関係が課題となってくるところです。

それがストレスを招き、心が弱くなって、うつ病や摂食障害、

あるいは様々なことがうまくいかないということに繋がって

いってしまいます。

心を強くする方法については更に掘り下げて

紹介していきたいと思います。

つづきはまた・・・・

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