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対人関係に現れるもの

対人関係に現れるもの

 カウンセリングでは、対人関係をとても大切にしています。



対人関係療法でもそうなのですが、摂食障害やうつ病の原因や様々
なことがうまくいかない、ストレスがとても多いというのは、そこ
に対人関係が絡んでいたり、対人関係に関わる問題を抱えてしまっ
ていたりするものです。

 そこには、鏡の法則などの投影といった、自分の内面がそのまま
対人関係に現れるという現象が大きく影響しています。
つまり、自分が抱える内面の問題がそのまま対人関係に現れてくる
ということです。それは、インナーチャイルドにも関わるところです。
今日は少しそこに触れていきたいと思います。

さて、

カウンセリングでは、対人関係を大切にしているというお話

でしたが、そこにはとても深い本質的なものがあります。

まず、対人関係で何を見ていくべきなのか?

というと、普通は、

”対人関係がうまくいっているかどうか”

ということになるのですが、

カウンセリングでそれを聞くと、

”対人関係はうまくいっています”

”問題ありません”

という回答が返ってくることがとても多いのです。

さて、対人関係がうまくいっているのに、

なぜ、摂食障害やうつ病になってしまうのか?

ここのところが重要なポイントになってくるところです。

”対人関係がうまくいっている”

と本人が思っているところです。

実はここには、

”対人関係をうまくいかせている”

というように、

”どうにかうまくいくように自分が無理している”

というのが、本当のところなのです。

だから、カウンセリングで対人関係に焦点をあてていく時には、

その関係が表面上うまくいっているのかどうかということは、

あまり意味のないことになります。

大事なのは、その対人関係で起きてくる本人の内面の動きなのです。

それを簡単に見ていくためのサインが、

感情や気持ちであったり、

胸のあたりの”モヤモヤやイライラ”なのです。

更には、身体の状況であったりします。

身体は、疲れやすい、肩こり、冷え、頭痛、身体が重いなどなど・・・

摂食障害の例で言うと、

その元になっているエネルギーは、この感情や気持ちの

”モヤモヤやイライラ”

だったりします。

だから、対人関係に焦点をあてて見ていくというのは、

“その関係がうまくいっているかどうか?”

ということではなくて、

”気持ちがどうなのか?”

ということです。

そして、更に大事なのが、

“その気持ちがどこから生じてきているのか?”

ということです。

その気持ちの源を突き止めていくことが大切です。

その多くは、コンプレックスであったり、自分を責める罪悪感で

あったりします。

内面に自分を責める罪悪感であったり、コンプレックスを抱えて

いると、人は、人間の本能として、

それを、隠したり、正当化したり、見なかったり、無いふりをしたりと

自分を防御したりや他者を攻撃するようになっていってしまいます。

人を批判したくなったり、比較したり、自分を責めたり、逃避したりと・・・・
それが内面にあるものを投影するということであり、

対人関係に大きく影響を与えていくものになります。

それが、ずっと取り組んできている仮面やインナーチャイルドでも
あるのです。

自分の中にある罪悪感やネガティブな感情が、

対人関係に投影されて現れてくるということです。

だから、対人関係をみていくことによってその人の内面が

わかってくるのです。

そのようにして、カウンセリングでは焦点を絞っていきます。

それでは、それを改善していくにはどうしていけばいいのか?

ということですが、

そのへんはまた・・・

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