対人関係で、“嫌なことは忘れてしまえばいい？？？”
嫌なことや悲しいことが頭から離れない！！
そうなると、そのことに捉われて、イライラしたり落ち込んだり、
大事な事に集中できなかったりと、大きなマイナスになるものです。
そのようなことで悩まされないためには、
“忘れてしまう！ 考えないようにする！”
“それがいちばん！！”
だと、あなたは思っていませんか？？？
でも、
実はそれが、“いちばんよくない対処方法”だということ、
ご存じでしたか？
今日はそこのところのお話です。
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さて、
“ピンクの像について決して考えないでください”
“決してピンクの像のことを考えてはいけません”
“ピンクの像は、頭から締め出してください！”
と言われて、あなたの頭の中は今どのようになっていますか？
もしかして、ピンクの像で頭の中がいっぱいになっていませんか？
これと同じようなことが、
“嫌なことは忘れる！ 考えないようにする！”
といったようなことをすると生じてきてしまいます。
これをやると、一時的に成功したように見えても、
どこか奥の方で肥大化してかえってやっかいなものになりがちです。
良くある事例としては、
大切な人との別離があった場合。
失恋や大切なパートナーの死による別れなどです。
いつまでも、その悲しみを引きずってしまう場合があります。
実は、いつまでも引きずってしまう原因に、
忘れよう！ 考えないようにしよう！
と無理矢理していた場合が多いのです。
このような別離の悲しみをいつまでも引きずらないためには
どうすればいいのか？
というと、
“思う存分悲しみに浸りきる”
ということがとても大切なのです。
これらと同じようなことが、人生の様々な局面で起きています。
嫌なことは忘れよう、考えないようにしよう、
もう触れたくない、奥に押し込めておこう！
これをやると、なんとなく消えてしまったようになりますが、
実は気づかないところでマイナスに影響していることが多々あります。
なくなったのではなく、気づいていないだけになってしまいます。
自分を制限してしまうコアビリーフがそのひとつです。
何故かできない、避けてしまう、気分が非常に悪くなるなど・・・・
知らない内に悪い影響を与えている信念。
今まで取りあげてきた仮面の信念です。
そこについては、
“心を強くする”入門セミナー 11月25日開催で
扱っていきます。対人関係にも大きな影響があります。
抑圧されてしまっているネガティブなものをまず明らかにすることが
とても大切です。
強迫性障害や不安症などもそうです。
消そう、消そうとすると余計に大きくなってしまうものです。
だから、そのようなネガティブなものは、
無くそうとはせずに、まず、肯定的に受け容れていくことが
とても大切です。
しっかりと受け容れて面倒を見てあげる。
何を怖れているのか？
何を望んでいるのか？
ちゃんと見てあげることです。
そして、それはいつからあって、何が原因でできあがったのか？
それをやっていくのが実はインナーチャイルドセラピーでも
あるのです。
嫌なこと、嫌な感情、
それを抱えている自分、それがインナーチャイルドでもあります。
子どもとは限りません。大人の場合もあります。
それを押し込めずにちゃんと向きあって解決していくことが
とても大切です。
そうして、悪いパターンから抜け出すことです。
これは対人関係療法などで扱うコミュニケーションパターン
にもあてはまるものです。
この機会に是非どうぞ。
（カウンセリングやワークショップで）
つづきはまた・・・・
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