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過食嘔吐の事例

過食嘔吐の事例

概要)
 21歳 女性 大学生 東京都在住
 
 高校生の頃に拒食症で入院して体重は多少戻るが、
 そのあと過食嘔吐へ移行してしまい今現在も続いている。
 大学に入学してからは、過食嘔吐が益々ひどくなってしまい、
 どうにもできなくなってしまってカウンセリングへ。

 

経緯)
 高校2年生の時にダイエットを始めてそれが行き過ぎて拒食症へ。
 ダイエットを始めたのは、たまたま周りがやっていたので自分も始めて
 みたという程度のもの。
 
 ただ、家では夫婦仲が悪く居場所がない感じがあった。また、両親は自分の
 ことでいっぱいいっぱいといった感じで私の方を見てくれていなかった。
 離婚の話も出ているようであった。
 
 高校では、一応友達はいたが、ほとんんど表面的な付き合いが多く、
 いつも周りの顔色を見たり、嫌われないように気を使っていた。
 そんなこともあり、人と接することに楽しさはなく疲れてしまうだけだった。
 大学に入ってからも友人関係は同じような感じで、いつも無理をして周りに
 合わせていた。特に大学では周りには社交的で明るく派手な人が多くて、
 そんな人に合わせる苦痛と、それができない自分に対するコンプレックスが
 膨らんでいってしまった。

 家ではあいかわらず夫婦仲が悪く今すぐにでも離婚しそうな雰囲気だった。
 また、大学生の兄が両親とうまくいっておらずケンカの毎日だった。
 大学に入学してからは、家にも学校にも居場所がない感じであった。
 
 
 そのような環境に身をおいて、モヤモヤやイライラした気持ちがつのっていき、
 過食嘔吐が益々ひどくなっていってしまった。

 過食嘔吐がひどくなると、そんなことをしている自分への嫌悪感が益々高まり、
 かえって過食嘔吐がひどくなるという悪循環にはまりこみ、外に出られなくなってしまう。

 そうなると、自分は学校にも行けない、友達ともうまくできないダメな人間だという思いが、。
 益々強くなってしまい過食嘔吐から抜け出せなくなってしまった。
 
 
  
カウンセリング内容)
 対人関係療法によるカウンセリングを中心に行う。
 まずは、重要な他者である両親に焦点をあてて進めていく。
 

 摂食障害のカウンセリングでまず重要なのが家族の理解。
 病気の理解も当然ながら、本人の気持ちの理解もとても重要。
 
 まずは、お母さんに本人の気持ちを理解してもらい、親子の溝を埋めていく
 ことを重視していきました。
 最初は、カウンセリングの場にお母さんにも同席してもらい、基本的なところ
 を理解してもらうことと、本人の今まで伝えられなかった本当の気持ちを
 伝えてもらいました。
 慣れてきたら、カウンセリングの場ではなく普段の生活の中でのコミュニケーション
 で、実際に気持ちをちゃんと伝えていくという実践を積み重ねていきまました。

 また、お父さんについては、まずお母さんから話をしてもらい病気について理解して
 もらいました。 それから、本人とも少しずつ話をしてもらうようにしてもらい、父親との
 間の溝も埋めていくようにしました。
 そのようにして、両親は病気と本人を理解できるようになり、夫婦仲についても、
 カウンセリングを受けるなどして改善を図っていきました。
 

 また、学校でのコミュニケーションについても問題があったので、少しずつ仮面をかぶらず、
 人目を気にしすぎず、素の自分で人付き合いができるようにしていきました。

 やはり、ここでいちばん影響の強かったのは、両親の不和によって抱えていた不安感でした。
 不安があるから自分に自信が持てず、いつも周りを気にして自分らしく振る舞うことができず、
 モヤモヤ・イライラした持って行き場のない感情を抱えてしまっていたというところです。
 

 よい変化としては、両親が病気と本人を理解して本人に安心感が生まれてきたというところ
 でした。
 そのような安心感ができて、外でも自信をもって自分らしく振舞うことができるようになって、
 モヤモヤ・イライラすることも少なくなり、過食嘔吐も減っていくことになります。

摂食障害のカウンセリングは対人関係療法で⇒ https://www.sinbiz.jp/eating2/

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