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摂食障害で大事にしたい、本当の自分の欲求!! コラムレッスン

摂食障害で大事にしたい、本当の自分の欲求!! コラムレッスン

さて、前回の摂食障害克服のためのコラムレッスンでは、

 

人に愛されたり、認められたりすることや、お金や経済的なことなどを幸せの拠りどころにしていても、

 

 

“本当の幸せは掴めない!!”

 

 

ということでした。

 

 

ここで考えもらいたいのが、本書の大きなテーマでもある

 

“本来の自分”

 

ということです。

 

 

それは、本当の幸せを掴むための、最も重要なポイントなのです。

 

 

あなたは、本来の自分を生きていますか?

 

親に言われたように、

親に喜ばれるように

世間に言われるように

友達や周囲の人に喜ばれるように

会社に認められるように

 

と自分の周りや一般的な常識に沿うように、物指しを常に外に置いて、

生きてきませんでしたか?

 

 

常に人目や人の評価を気にしている

人に好かれるように振舞う

常に前向きに明るく振舞っている

ネアカのポジティブシンキング!

 

 

でも、実は違う自分がいることに薄々気が付いている。

 

 

一人になると凄く落ち込む

たまに、抑えていたものが爆発しそうになる

何かいつも自分の中に葛藤や違和感を抱えている

 

 

そのようなことはありませんか???

 

 

そう、現代人はそのような人が大変多くなっているのです。

 

 

それはいったいどういうことなのでしょうか?

 

 

それは本来の自分を生きていないということ・・・

 

自分って誰?

 

本当の自分って・・・

 

ここで少し人間の欲求というものを考えていきたと思います。

 

 

◆期待や欲求の扱い方で大きく変わってくる

ここで扱う人間の欲求とは、生きるための基本的な欲求のことであり、大きくは個体保存や種の保存に関わる生理的欲求と生きていくために必要な愛情への欲求に分けらます。

 

 ただ、現代社会においては、すでに生理的な欲求は充足されているので、不安や悩みの原因となる欲求の多くは、愛情に対する欲求です。

 

 

そして、愛情への欲求はさらに3つ分けて考えられます。

 

 ・慈愛願望欲求

 ・慈愛欲求

 ・自己信頼欲求

 

です。

 

 慈愛願望欲求は、他者に自分が愛されたい・認められたいという欲求です。

 慈愛欲求は、他者を無条件に愛したい・守りたいという欲求です。

 自己信頼欲求は、自分を信頼したい愛したいという欲求です。

 

そして、これら3つの欲求は、外へ意識が向かう他者志向欲求と意識が内面へと向かう自己志向欲求に分けて考えられます。

 

慈愛願望欲求が、他者志向欲求

慈愛欲求と自己信頼欲求が、自己志向欲求です。

 

 

 他者志向欲求は、自分ではコントロールできないものです。その欲求は満たされることがなく際限なく続いていきます。”社会的自己”とも呼ばれています。

 

 自己志向の欲求は、自分でコントロールできる欲求です。すぐに充足感を味わうことが可能です。”本来の自己”と呼ばれています。

 

 現代社会は、競争社会ということもあり、他者に認められなければ生きていけないという他者志向欲求が中心の社会となっています。

 

 他者志向は、社会的な自己(好きなことはしていけない)であり、とてもストレスフルなものです。現代人は、社会的な自己である学歴や仕事・人脈の中に自分らしい自己があると思い込んでいます。でも、社会的な自己は、本当は本来の自己ではないので、うつ病や生活習慣病に陥りやすいという問題を抱えているのです。

 

 反対に自己志向である本来の自己で生きることは、周囲から評価されなくても、自分らしい方法で愉しみながら日々の行動に取り組んだりして本来の自分で生きているので、ストレスをためにくく病気や疾患になりにくいという特徴があります。

 

それでは、少しその愛情に対する欲求の成り立ちについて考えていきたいと思います。

 

人は、人間として誕生すると、まず第一に両親の愛を求めます。それは、生まれたばかりの幼児が生きていく上で最優先される愛情です。この愛情を充分注いでもらわないと生きていくことに困難が伴ってしまいます。

 

そこで望まれている愛情は、無条件の愛です。母親が子どもに対してなんら見返りや条件を付けることのない無条件の愛情です。

 

でも、それが条件つきの愛であったり、充分な愛情を受け取れなかったりすることがあります。

条件つきの愛であったり、充分な愛情を注がれていないと、潜在意識に満たされない欲求が記録されてしまいます。

 

 

そして、愛されたいという無意識の欲求があなたを苦しめることになってしまいます。

 

人は基本的な欲求である自分の生命の存続に関わる欲求を本能的に持っています。

 

人間が生きていく上で重要なのは、まず両親に愛されることです。

 

自分が存続していくためには両親の愛を勝ち取る必要があるのです。

 

そこで、幼少期に両親の無条件の愛を受けられずに育つと、満たされない愛情欲求が潜在意識に潜み、無意識のうちに愛情や承認を他者へ求めてしまうのです。

 

 

それでは、どうしていけばいいのか? 

 

というと、

 

まずは、自分の欲求に気づくことです。

 

 

あなたは、

 

他人に認めてもらうことを望んでいますか?

 

それとも、

 

自分の満足を望んでいますか?

 

そして、

 

満たされていない他者志向の欲求を満たし癒してあげるのです。

(実際の方法は後の項で詳しく取り上げていきます。)

 

 

そうすれば、もう、あなたは充分に他者からの愛情を得ていることになります。

 

そうなると、他者からの愛情や承認に力を注ぐ必要はなくなっていきます。

欲求のバランスがとれてくるのです。

 

 

◆自己中心と他者中心

 

自己中心と他者中心、それは別の言い方で、

 

“自己志向と他者志向”

 

と言われています。

 

 

さて、ここでいう自己志向とは、体験する外側のものを拠り所・物差しとせず、自分自身のスピリットを心の拠り所・物差しとするという意味です。

 

 

自己志向の逆が他者志向です。

 

 

他者志向であると、私たちはいつも状況や環境、周りの人々、そして物などの自己の外にある対象に影響されてしまします。

 

 

他者志向的であると、私たちはいつも人から認められることを求めるものです。

 

自分の思考や行動が、いつもひとの反応を期待したものになってしまいます。

 

したがって、いつも心の底には恐れがあるわけです。

 

さて、ここで、それがとてもわかりやすい

 

 

インド愚話の興味深い教えを紹介したいと思います。

 

 

昔あるところに、人生で二つだけのものに価値を見出している男がいました。

 

ひとつは、彼の息子、そしてもうひとつは子馬でした。

 

彼の現実認識はすべて、このふたつの対象、息子と子馬がどのような状態であるかということから来ていました。

 

 ある日、子馬がいなくなってしまいました。

 

男は、自分が真に価値を見出していたものの半分を失ったため、荒れ狂いました。

 

彼はいなくなった子馬のことを考えて深い絶望のなかで過ごしましたが、やがて子馬は美しい白い種馬と一緒に戻ってきました。

 

彼は深い絶望から一転して突如有頂天になりました。

 

  翌日、彼の息子が種馬に乗っていて落馬し、足の骨を折りました。それによって、彼は有頂天の高みから絶望のどん底へ落ち、苦悩にのたうちまわることになりました。

 

  やがて、政府軍が戦争に連れて行くためすべての若者を招集にやってきました。

 

政府軍は村の若者を全員連れていきましたが、この男の息子だけは足が折れていたため連れていきませんでした。

 

男はまた絶望のどん底から有頂天になりました。

 

 

いかがでしょうか?

 

この他者依存のお話に終わりはありません。

 

いつまでもこの繰り返しになってしまいます。

 

対象物というのは、変化するものです。

 

 

私たちが対象物に自分自身の価値や幸せを依存している限り、本当の幸せを掴むことはできないのです。

 

 

さて、頭では理解できたと思います。

 

 

でも、実際いかがでしょうか?

 

 

これを実践していくことは大変なものです。

 

 

世の中は他者志向で成り立っており、私たちはそのような環境でそのように教えられて育ってきているのですから・・・

 

それが一般常識となっているのです。

 

どうやってそこから抜け出せばいいのでしょうか?

コラムレッスンの次回ではそこを考えていきたいと思います。

 

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