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ひきこもり・うつ病の克服・治療カウンセリングの事例 

ひきこもり・うつ病の克服・治療カウンセリングの事例 

概要)
 24歳 男性 無職 東京都在住
 
 大学生の頃に学校に行けなくなり、ひきこもる。
 ひきこもってから4年が経過。
 ひきこもりとは言っても、インターネット上の友達はいて
 そのOFF会などには参加することができている。
それ以外の友達に会うことはできず、当然アルバイトもできない。
 復学を希望している。

 

経緯)
 小学校・中学校と成績は優秀。
 小・中と塾通いで過酷な勉強に耐えていた。
 母親が教育熱心で勉強せざるを得ない状況で、とにかく頑張った。
 ただ、勉強は好きでやっていたわけではなかったのでとても辛かった。
 高校に入って、全国模試で満足のいくいい成績を取れてからは勉強をあまり
 やる気になれなくなってきた。
 
 人間関係の構築は中学ぐらいの頃から苦手な意識ができてきていた。
 あまり人のことを信用できないという側面も持ち合わせていた。
 また、母親に対しても、自分の気持ちや考えをハッキリ言えないということも多かった。
 大学に入ってからは、遠距離で通学に時間がかかるということもあり、友達ができなかった。
 アルバイトなどでも人間関係はうまくいかず、すぐダメになってしまい苦手であった。

 大学では、勉強にもあまり意味が見出せず、友達もできず、
 学校に通うのが段々苦痛になっていく。
 そこで大きく影響してしまったのが、勉強への苦痛な感覚。
 勉強をしようとすると中学校の頃の勉強の辛さが蘇ってきて嫌になってしまう。
 
 また、勉強することの意味や将来について考えると暗い気持ちになってしまい、
 何もかもが嫌になってしまい学校に通う意味も見出せずに行けなくなってしまう。

 そうして、学校に行けなくなって、同級生が就職し始めてからがまたひきこもる気持ち
 に拍車がかかってしまう

 自分は取り残されてしまった。ダメな人間だ。
 もう、友達にも会えないし、外に出ると人の視線が気になってとても怖くなってしまう。
 復学はしたいけれど、そのためにはまた辛い勉強をしなくてはいけない。
 また、人にダメな奴だと思われれているだろうから、外に出て人に会うことなど絶対できない。
 ひきこもる期間が長くなれば長くなるほどに復学へのハードルが上がっていってしまう。

  
カウンセリング内容)
 対人関係療法・イメージ療法・認知行動療法を混合でその状況に合わせ適用。
 まずは、勉強の怖さがトラウマとなっていたのでそこはイメージ療法で対応。
 

 また、対人関係も重要なファクターとなっていたので、まずは重要な他者である
 母親との関係から検討し見直しをしていく。
 
 ある程度進んだ段階で、アルバイトを始めてもらいそこで対人関係の練習をして
 いってもらう。

 また、勉強や学校、将来の仕事や人生設計においてネガティブな気持ちを拭い去れず、
 結局は今のひきこもっている環境がいちばんいいという認識をもっていたので、
 そのような認知の修正をカウンセリングを通して図っていった。
 

 そのようなことをしながら、勉強に対する恐怖の軽減を図り勉強できるようにしていき、
 対人関係についても家族との関係やアルバイトを通して練習しながら改善をはかっって
 いった。

 そして、いちばんの難関であった人生の捉え方、要は、ひきこっていることがいちばん
 といった考えの修正を、イメージ療法や認知行動療法などではかっていきました。
 

 その結果、対人関係も良好に築けるようになり、勉強への恐怖感もなくなり、
 いちばん重要であった人生の捉え方も変わり、前向きに考えられるようになっていきました。
 そして、最終的な目標であった復学を果たし元気に勉強に励めるようになりました。

摂食障害のカウンセリングは対人関係療法で⇒ https://www.sinbiz.jp/eating2/

メンタルオフィスSINBI

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