HOMEコラム

過食症・拒食症などの改善プロセスについて・・・コラムレッスン 25

過食症・拒食症などの改善プロセスについて・・・コラムレッスン 25

こんちは。過食症・拒食症の摂食障害カウンセラーの福山です。

 

少し間があきましたが、以前のコラムレッスン24までで、摂食障害発症のプロセスを見てきて、どのように取り組んでいけばいいのかということが、

おぼろげながらに見えてきたでしょうか?

 

 

さて、今回は、

 

基本的な摂食障害の改善プロセスについて触れていきたいと思います。

 

本レッスンでの大きなテーマであり、折りに触れ紹介してきた本来の自分

 

=コアセルフと仮面についての深層心理の部分についてはもう少し後で

 

触れていくことになります。

 

 

ここでは、基本的な主に対人関係療法による改善のプロセスをみていき

 

たいと思います。

 

 

まずは、摂食障害を克服していく上では、基本的な理解がとても大切です。

 

繰り返しなるところも多いのですが、改めて確認していきたいと思います。

 

 

まず、摂食障害がただのストレス発散方法やわがまま病ではないという

 

ところについては、もう大丈夫ですよね。

 

摂食障害は病気の症状だという理解です。

摂食障害の症状だから、自分でコントロールできなくて当然なのです。

 

摂食障害の症状を、

 

“ダメなこと”

 

“嫌な行為”

 

だと思っていても止められない、直せない、

食べてしまう自分、吐いてしまう自分、あるいは食べられない自分・・・

などをダメな自分と捉えて、自己嫌悪、自己否定へと向かってしまうと、

とても辛くなっていってしまいます。
 

そのように自分を責めて、更には、

家族や周りの人は理解してくれない・・・そして、孤立感・孤独感・・・
 

といった悪循環には陥らないでくださいということです。

まずは、摂食障害は“病気”だという理解にご本人もご家族も周りの人
たちも立ってもらいたいと思います。

病気だからコントロールできなくて当然なのです。

病気だから専門的な治療が必要なのです。
 

 

そして、食べたり吐いたり食べなかったりと言うのは、

その病気の症状なのだということ。

熱が出たり、くしゃみが出たり、せきがでたりすることと同じ
病気の症状なのです。

病気の症状を自分の意思でコントロールできるでしょうか?

できませんよね。 だからいいのです。

摂食障害の治療では病気の症状である食のコントロールはしていきません。

だからご安心ください。食は当面そのままでいいのです。

何にアプローチしていくかというと

“心のバランス”

にアプローチしていくのです。 食のコントロールではありません。
 

             
摂食障害へと人を向かわせるエネルギーは、

心のアンバランスによる“心のモヤモヤやイライラ”なのです。

心のアンバランスが摂食障害を生みだしているのです。
 

そして、

 

実は摂食障害は心のバランスをとる役割を果たしているのです。
 

だから、

 

心のバランスを整えずに摂食障害の症状を無理矢理止めてしまうと

心のバランスは崩れてしまうのです。
 

だから、

 

心のバランスがとれるまでは摂食障害の症状はそのままに

 

してください。  そのままでいいのです。

 

 

さて、それでは心のバランスをどう整えていけばいいのか?
 

ということですが、
 

それにはいくつかのポイントがあります。

まず大事なのが“気持ち”です。気持ちを大切にするということです。

摂食障害を克服していく上で、まず大切にしてもらいたいのは、

 

あなたの ”気持ち” です。
 

摂食障害のエネルギーとなるとのは、
 

“あなたの中の胸のモヤモヤやイライラ・・・・”

そのモヤモヤやイライラはあなたのやり場のない気持ちから

 

発生しています。
 

 

                                                     
それは、不安なのか怒りなのか寂しさなのか悲しみなのか???

そして、そこにはどのような気持ちがあるのか???
 

それは、どのような考えによって生まれてきているのか???
 

まず、そこから逃げずに向き合ってみること・・・
 

自分は、どんな出来事があると、どの様に感じて、どんな気持ち

 

になって、どんなことを考えてしまうのか?

そして、どのような態度や言動、行動をとっているのか?

その結果として、最後にどんな気持が残っているのか???

その最後に残ってしまうあなたの気持ちが、摂食障害のエネルギー

 

になってしまいます。

 

まずは、その気持ちに気づくことがとても大切です。

 

この気持ちをないがしろしている人が多いようようです。

 

それは、摂食障害を抱える本人も周りの人も・・・
 

周りの人は、気持ちを、

 

”踏みにじったり”
”無視したり”
”コントロールしたり”

 

していませんか?
 

ご本人は、

”我慢したり”
”感じないようにしたり”
”忘れようとしたり”
”自分の気持ちをコントロールしたり”

していませんか?
 

 

これらの気持ちとコミュニケーションに焦点を絞って治療していく

 

方法が対人関係療法です。

 

 

メンタルオフィスSINBIで摂食障害を克服していく上で、

 

カウンセリングのいちばん中心においているのが、

 

”対人関係療法”

 

 です。

 

 

対人関係療法による治療についてはレッスン25で詳しく紹介していきます。

 

 

 

◎摂食障害 コラムレッスン25の課題

 

 気持ちを感じるレッスンです。

これは復習になりますが大切なところですので繰り返し実施してください

 今の気持ちを感じて観察していきます。

 

● 自己観察をしていきます

 

身体をリラックスさせていきます。

楽な姿勢で座ってください。

顔・首・肩・腕・背中・胸・お腹の力を抜いて

リラックスしてください。

 

そうして、自分自身を観察していきます。

 

浮かんでくる、考えや感情、身体の様々な感覚に気づいていきます。

ただただ観察していきます。

 

次に、日誌につけた感情を明確化していきます。

 

日誌につけた感情を思い出して感じていきます。

 

どこにいますか?

  “何をしていますか?”

  “近くには誰かいますか?”

  “何を考えたり、何を感じていますか?”

  “それは、身体のどの辺で感じていますか?”

  “その身体感覚に近づいてみましょう! ただ寄り添っていきます”

  “その身体感覚に感情があるとしたらどのような感情がありますか?”

  “その感情が何か訴えているとした何と訴えていますか?”

  “その感覚に何か言って上げるとしたら何と言ってあげますか?

  “しばらく寄りそってあげて、気持ちが落ち着いたら元に戻ってきて

   自分のペースで目を開けて来てください。

 

 

こちらの動画も参考にしてください。

 「摂食障害と気持ちの重要性」

 ⇒ https://youtu.be/cuBUP2pW6-4

 

 

また、
そのへんのところは、
まずは、無料レッスンにご登録ください。
  ↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
摂食障害の基本
を理解して克服していくための
基本レッスンです。 是非こちらからご登録を!!
   ⇒ https://www.sinbi-s.info/freehandbook/  
同時に摂食障害克服ハンドブックも
無料ダウンロードできます。

 

 ”ハートを開けば摂食障害は治る!Ⅰ ”
是非ご覧ください。 
https://www.amazon.co.jp/dp/B01M2BZHAN

催眠療法は、専門サイト ヒプノセラピーSINBIへ
   ⇒ https://www.sinbi-s.com/

過食嘔吐・拒食症・過食症などの摂食障害のカウンセリングのご予約はこちらからどうぞ!
   ⇒ https://www.sinbiz.jp/appointment/