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摂食障害の痩せていなければ価値がない!! コラムレッスン23

摂食障害の痩せていなければ価値がない!! コラムレッスン23

前コラムレッスン22までの裕美さんの事例で大分ご理解いただけたでしょうか。

 

それでは、今回は、

 

“痩せていなければ価値がない”

 

という信念ができてしまい、その仮面に支配されて、摂食障害が発症して

 

いってしまうメカニズムを整理していきたいと思います。

 

 

まずは、仮面ですが、仮面には、

 

・いい人仮面

 

・強い人仮面

 

・クールな人仮面

 

の3タイプがあるということでした。

 

仮面は、よく言われている、”いい人仮面”だけではありません。

 

 

その仮面は、

幼少の頃に何らかの心の傷を母親との関係性の中で負ってしまい、

 

それ以外の場合もありますが、そのような心の傷を隠すために仮面を

 

かぶっていくということでした。

 

本当の自分が傷ついてしまったので、どんどん本当の自分を隠していきます。

 

子どもにとって、お母さんは絶対的な存在で、ちょっとしたことで、傷ついて

 

しまうのです。

 

 

特に対人関係のコミュニケーションに影響を与える心の傷としては、

 

   ・泣いて訴えたのにわかってもらえなかった、

   ・何かしようと思っていたら先回りされてしまった、といった過干渉

  ・ 話かけたり、相談したりしたのに聴いてくれなかった、

   ・自分の意見を言ったら否定された・・・・・・

 

などなど、ちょっとしたことで傷つき、自分を制限するようになってしまいます。

 

そうして、この傷によって、信念=コアビリーフを抱えてしまます。

 

心の傷とコアビリーフを抱えたインナーチャイルドができあがってしまうわけです。

 

 

コアビリーフとは、人生を制限してしまうような信念です。

 

特に、対人関係のコミュニケーションに影響を与えるコアビリーフには、  

   ・どうせ私はダメ人間

   ・嫌われたらどうしよう

   ・批難されたらどうしよう

   ・見捨てられたらどうしよう    
   ・どうせわかってもらえない

   ・黙っているのが平和

   ・皆に合わせていればいい

   ・ノーは絶対に言えない

 

といったようなものがあります。

 

本当の自分が傷つき、仮面をかぶるようになって、

 

仮面がこのような信念を抱え、その仮面で対人関係のコミュニケーション

 

をしていくと、様々な対人関係上のうまくいかないコミュニケーションをして

 

しまいます。

 

 

典型的なパターンが次のようなものです。

 

  ・あいまいで間接的な非言語コミュニケーション

  ・不必要に間接的な言語的コミュニケーション

  ・自分の言いたいことは伝わったという思い込み

  ・自分が理解したという思い込み

  ・沈黙

 

このようなコミュニケーションをやってしまうと対人関係はうまく

 

いかなくて当然です。

 

そこに対人関係のストレスが生まれてしまい、持って行き場のない感情を

 

抱えてしまい、それが摂食障害のエネルギーになっていってしまいます。

 

いい人仮面・強い人仮面・クールな人仮面をかぶって、

仮面による表面的な対人関係や仮面の人生を歩んでいくと、

 

表面的には、傍目から見てもとてもうまくいっているように見える

 

のですが、本人の内面では大変なことが起きているわけです。

 

モヤモヤ・イライラ・不安・寂しさ・悲しみ・・・

 

などなど、心の中は、ストレスではちきれんがばかりなのです。

 

そのストレスが過食を招いたり、

 

ストレスがいっぱいで心の不安定な状態でダイエットに取り組ん

 

でいくと、これが摂食障害に繋がる可能性が断然と高くなって

 

いってしまうのです。

 

 

さて、このような仮面と内面のギャップが大きいなかで、

 

ダイエットをして、ダイエットに成功すると、痩せていることの

 

価値がとても高まり、

 

“痩せていなければ価値がない”

 

という強烈な信念ができあがっていってしまうのです。

 

 

さて、ここでポイントになるのが、最終的にできあがった仮面は

 

勿論なのですが、そのプロセスで様々な仮面ができあがっている

 

ということです。

 

むしろ、このプロセスでできあがった仮面のほうが大切なのです。

 

“痩せていなければ価値がない”という仮面は最終的な結果として

 

仮面であり、むしろそのプロセスでできあがってきた仮面が重視す

 

べきものなのです。

 

そして、それらの仮面に本来の自分が小さくなってしまって、飲み込

 

まれてしまった状態が摂食障害なのです。

 

 

本来の自分=コアセルフを見失ってしまうと、心はとても不安定になって

 

しまいます。

 

様々な仮面ができあがって、仮面と仮面の間をいったりきたりで不安定に

 

なってしまうのです。

 

 

イライラしたり不安になったりモヤモヤしたりと・・・・・

 

 

でも、いい子でいたい仮面がいるとそのような感情表現は決して

 

できません。

 

ネガティブな感情は抑圧してしまうわけです。

 

 

これが溜まりに溜まって耐えきれずに爆発するのが、反抗期なのですが、

 

このエネルギーが反抗や非行といった方向に発散されず抑圧されていくと

 

うつ病や摂食障害といった形で表出されて来てしまうわけです。

 

 

だから、この抑圧された感情を解放していくということが大切になります。

 

ここまで、

 

簡単にまとめてきましがご理解いただけましたでしょうか?

 

◎レッスン23 今日の課題

 

あなたが摂食障害になってしまったプロセスをまとめてみましょう。

 

そして、次の文章に従い少しメディテーション(瞑想)をしていきましょう。

 

 

◇天に委ねる

 

リラックスして座り、目を閉じてください。

 

天から降り注いでくる光を感じてください。

 

あなたは、天の光に包まれて、とても温かい感覚を

感じています。

 

天の光が細胞の一つ一つに浸みこんでいきます。

 

心地いいその感覚に身を委ねてください。

 

そして呼吸に意識を向けていきます。

 

 

吐く息で心の重荷が外に吐き出され、

 

吸う息で素晴らしい愛のエネルギーが取り込まれて

いくことを感じてみてください。

 

 

何もかもすべてを天へと委ねていきます。

 

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