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我慢が病気に!

我慢が病気に!

あなたには、

 

対人関係で、特に目上の人、
親、上司、先生、などから自分を否定
するようなことを言われたり、怒られた時に、

 

 

どのような態度で、
対処していますか???

 

 

例えば、その目上の人の言うことが、

 

 

不当であったり、

 

明らかに間違っている、

 

というような、

 

 

理不尽だなぁと思う時に・・・・・・

 

 

カウンセリングでは、
ここが重要な課題になる

ことがとても多いものです。

 

 

きっと、

 

人によって、対処の仕方は
様々ではないかと思います。

 

 

さて、

 

あなたの、

 

目上の人や立場が上の人に、
明らかに理不尽に怒られた時
の対処法ですが、

 

 

このようなことはありませんか???

 

 

業務の進行が予定よりもが遅れていて上司に怒られた!!

 

“遅れている理由は、自分よりも同僚に原因があるのに、

 

何故、自分が怒られなければいけないのか?!”

 

といったようなケースの場合。

 

 

あなたならどのように対処しているでしょうか?

 

 

1、上司の指摘をそのまま、“はい、すみません”と受けて、
何も反論せず黙って説教を最後まで聞く。

 

 2、理不尽さに怒りを覚え、感情的になって、自分ではなく、
同僚の遅れが原因だと糾弾してしまう。

 

 3、間違いであることを冷静に受け取り、その場に同僚も
   呼び、具体的に遅れの原因を納得してもらえるように
諦めすに説明する。
 

 

カウンセリングで問題になるケースは、
1のタイプが大変多く、2も問題になります。

 

1のタイプは、
結局、自分が我慢してしまいストレスを溜め込んでしまう
タイプです。

 

 

“自分が悪者になればいい”

 

“自分さえ我慢すればいい”

 

 

といった態度で対処する人が実に多いのです。

 

 

同僚をかばって、そのまま話は聞いて、後でそのこと
は同僚にちゃんと話をして、ストレスを溜め込まなけ
ればいいのですが、多くの場合は、上司にも言えず、
同僚にも言えず、誰にも言えずに、自分ですべてかぶっ
てしまって、その持って行き場のない感情で悶々として
しまっているといったようなケースがとても多いのです。

 

 

典型的なケースでは、やはり親子が多いものです。

 

 

何か言えば、
“否定される”
“怒られる”
それなら、黙っていた方が平和だ・・・・・・
沈黙は金。。。。

 

 

このような、親子でのパターンがあると、
同じようなことを、学校や職場でもやってしまいます。

 

 

学校などでは、イジメまではいかなくとも、
なんとなく、いやらしく絡んでくる人がいるものです。

 

 

人の悪口を言ったり、自分の嫌なことを言ったり、
あまり一緒にいたくない様な人なのだけれども、
その人に嫌われたら、立場が悪くなりそう・・・・

 

 

といったようなケース。

 

 

嫌なことを断れない・・・・・

 

 

一緒にいたくないけれど離れられない・・・

 

 

仲間外れにされて、一人ぼっちになるのが怖い・・・・

 

 

このような場合のパターンの多くが親との関係性のパターン
の中でつくられています。

 

 

“言ったら恐い”
“言ったら嫌われそう”
“言ったら見捨てられそう” 
“黙るがいちばん・・・・・”

 

 

これが、イジメのエスカレートに繋がったり、

ストレスとなって、摂食障害に繋がったりという

事はよくあることです。

 

 

しっかり、怖がらずに目上の人や立場が上の人に
対して、自分の意思を伝えられると言うことが
とても大切になってきます。

 

 

そのようなコミュニケーションの基盤は、まず家庭で
の親子関係で培われていくものです。

 

 

家庭での子どもとの関わり方というのは
とても大切なものです。

 

 

ちゃんと事実のみを話し、“いつも”や“また”など
のように過去を持ちだしたり、レッテル貼りなどして、
一方的に決め込んで話しをせずにちゃんと相手の意向も
汲み取りながら話し、事実と人格を一色丹にしないこと。

 

 

そうして、話を聞く時には、ちゃんと相手の気持ちを尊重
して最後まで話しを肯定的に聞くという傾聴の姿勢がとて
も大切になってきます。特に子どもの場合は我慢して、引
きだして聞いてあげることが必要になってきます。

 

 

このような、
リスニングとアサーションのコミュニケーションという
ものはとても大切になってくるものです。

 

 

対人関係療法では、このようなコミュニケーションを
とても大切にしています。

 

 

これが、うつ病や摂食障害の予防にもなっていくものです。
ここは、
大切なところなので引き続き、もう少し具体的に扱って
いきたいと思います。

 

 

つづきはまた・・・・