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【無意識のうちに抱えるストレス】

【無意識のうちに抱えるストレス】

あなたには、

“何かいつも充足感がない”
“いつもイライラ・モヤモヤしている”
“一人になるととてもほっとして解放される!!”

といったようなことはありませんか?

そのような人の多くは、普段、本来の自分でいられず、
とても緊張した状態でいるのかもしれません。



でも、
多くの場合、自分ではその緊張に気づいていないもの・・・・

それが、無意識のうちにあるストレスです。

それは、あなたがかぶっている、
仮面の影響を強く受けているのかもしれません。
前回触れた偽りの自分を演じる仮面です。

今日は、その仮面の3つのタイプのお話です。

さて、

以前、お伝えしたように、人は、

“本来の自分”では受け容れてもらえないのではないか???

“自分の弱さや心の傷を知られたくない”

といった怖れから仮面をかぶってしまいます。

仮面をかぶり偽りの自分を演じることになると、

仮面は本来の自分ではないので、魅力的ではなく、

満足もできません。

また、仮面の元となった苦悩を再現してしまうので、
イライラ・モヤモヤとしてしまいます。

そして、偽りの自分を演じているので、緊張が強いし、
気を使っているのでとても疲れてしまいます。

さて、今回はこの仮面の3つタイプについてです。

その仮面の3つのタイプとは、
(1)愛されたい服従の仮面
(2)強がり戦士の仮面
(3)穏やかな逃避の仮面
の3つです。

人は、本当の自分を否定的に見ていると、
これらの仮面をかぶって人生をうまくコントロール
しようとします。

これらのほとんどは15歳ぐらいまでには身につけて
いるものです。

そして、そのような対処をしていると、
そこには必ず歪みが出てきてしまいます。

歪みは一言で言えばストレスとも言えるものです。
そのストレスのために、過食したりアルコールに頼ったり、
ギャンブルや買い物などのストレス解消行動へ走ることに
なってしまいます。

仮面と本来の自分とのギャップがストレスになって
しまうのです。

ただ、仮面は自己防衛のためにかぶっているので、
そこには一種の安心感があるものです。

だから、ストレスがあってもそこからはなかなか
抜け出すことができません。

また、仮面の奥には心の傷を抱えているのでその影響
もとても大きなものです。

さて、

それでは、それぞれの仮面を見ていきたいと思います。

まず、(1)愛されたい服従の仮面 ですが、

これは、他人からの愛や承認を確かなものにして支配し、
手なずけることを期待するもので、人格は服従的で、
融和的で、自己否定的になります。
人格は実際よりも弱く、頼りなく、従属的になります。

次に、(2)強がり戦士の仮面ですが、これは、

常に完全に自立し、積極的で、有能で、支配的な人間として、
映ることで人生や他人を掌握しようとします。
人生を支配のための戦いにしてしまう強がり戦士の仮面は、
幼少期に経験した弱さから逃れようとします。
力の原動力が理想化され、愛や触れあいは拒絶されます。

最後に、(3)穏やかな逃避の仮面ですが、これは、

常に完璧なまでに平静で、超然としているように映ることで、
人間として生きる上での困難や弱さを回避しようとします。
しかし実際のところは、撤退、無関心、人生の回避、曖昧さ、
シニカルな超然さなどで歪んだ穏やかさを求めているにすぎ
ません。

私たちは、これらの仮面をうまく使い分けて、
上手に困難な状況を乗り越えようとします。

ただ、そこには、偽りの自分であるが故の歪みが生じて
きてしまうということです。

これらだけではわかり難いかと思いますので、
次回は具体的な事例も交えてもう少し詳しく
検討していきたいと思います。

対人関係療法などで扱っていく対人関係や、

コミュニケーションのあり方などは、ほとんどが

この仮面との関係が課題となってくるところです。

それがストレスを招き、心が弱くなって、うつ病や摂食障害、

あるいは様々なことがうまくいかないということに繋がって

いってしまいます。

この仮面を手放して、本来の自分を取り戻していけると、
ストレスから解放されて、より豊かな人生を実現していく
ことが楽にできるようになっていきます。

そのための方法についてはまた紹介していきます。

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