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対人関係療法 ”痩せていなければ価値がない”

対人関係療法 ”痩せていなければ価値がない”

対人関係療法で、過食嘔吐を治していく上で、この

”痩せていなければ価値がない”

という強烈な信念をどうしていけばいいのかということが、

大きな鍵を握ってきます。

実はこれは対人関係の中で生まれてくる信念でもあるのです。

この強烈な信念があるから、嘔吐が止まらないし、

偏った食事制限してしまうし、下剤を乱用してしまいます。

そして、リバウンドで過食をして、またパニックになって、嘔吐や体重を減らす

活動をしてしまう・・・・そして、そんな自分に自己嫌悪して気分が落ち込み

また、過食してしまう・・・・・といった負のスパイラルに陥ってしまいます。

この、負のスパイラルの悪循環を止めるには、

”痩せていなければ価値がない”

という強烈な信念をどうにかしなければなりません。

でも、ここで多くの人が間違いを犯してしまいます。

この、

”痩せていなければ価値がない”

という信念を持った自分を否定して押し込めようとしてしてしまうのです。

周りも本人も・・・・・

これをやるとほとんど失敗してしまいます。

対人関係療法でもここは大切にしているところです。

”考えを変えようとする”

”無理やり食をコントロールしようとする”

これをやるとかえって悪くなってしまいます。

ネガティブなものは、否定したり、押し込めようとしたり、無視しようとしたりすると、

かえって大きくなって、やがて暴れ出してします。

不安事などもそうです。気にしないようにしようとするとかえって大きくなってしまうもの

なのです。

まずは、この

”痩せていなければ価値がない”

といった信念を抱えている自分を否定しないでください。

その自分を認めてあげてください。

おかしいと言わないでください。

きっとそのように考えるに至った大切なプロセスがあるのです

必然だったのです。

前回も触れたように、このプロセスを辿っていくことがとても大切です。

否定せずに認めてあげるというのは、ご本人も特にご家族もです。

特にご家族は、強烈な痩せ願望を否定しないでください。

強烈な痩せ願望を抱えた人格をしっかりと受け止めて受け容れて上げてください。

まず、ここが大切なところです。

対人関係療法の取り組みで大事になってくるところです。

”痩せていなければ価値がない”

という信念を抱えた人格を否定するということは、

本人を否定することになってしまうのです。

ただ、考え方として大事なのが、それが本来の自分ではないし、

自分そのもではないということです。

そのような人格の自分が、自分の一部として存在するのだと

いう捉え方をしていくということです。

サブパーソナリティや副人格と呼ばれているものとして捉えていきます。

まずは、ここからが大切なところです。

つづきはまた・・・

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